- 2014-1-26
- 銀行紹介
もう一つは、知り合いになった貸付担当役席に紹介してもらう方法です。
貸付担当役席を訪問する際は、訪問日や訪問時間に留意する必要があります。
訪問する目的はさまざまですが、一番の目的は、「貸付担当役席とゆっくり話をする機会を持つこと」。
だからこそ、相手の忙しいときは避けなければなりません。
貸付担当役席が忙しい日は、五十日(ごとおび)、月末。
忙しい時間は、午前9時~9時半ぐらいと、午後2時半~4時半ぐらいまでです。
昼食時間も避けたほうが無難でしょう。
ただし、渉外担当役席を紹介してもらう場合は、あえて、午前9時の開店時間直後に訪問してください。
渉外担当は、営業なので顧客を訪問することが主な仕事になります。
訪問できる時間は午前9時~午後5時ぐらいまで。昼食時間に訪問すると、相手に迷惑がかかりますから(その時間に来てほしい取引先もありますが)、実質7時間ぐらいしか営業活動に使える時間はありません。
その間に20件以上の顧客を訪問しなければいけないので、時間を有効に活用する必要があります。
渉外担当の責任者である渉外担当役席としては、部下に対して
「早く外回りに出なさい」
と、指示することが多いのです。
そう言った手前、自分自身も遅くとも9時半ぐらいに、外回りに出なければ格好がつきません。
支店に帰ってくるのも午後5時ぐらいになるため、渉外担当役席が一番つかまりやすいのは、午前9時の間ぼ開店時間直後となるのです。
開店時間直後に貸付担当役席を訪問したら、こんな風に会話を進めてください。
(貸:貸付担当役席 専:あなた)
専:「○○次長(貸付担当役席の名前)。おはようございます。」
貸:「おはようございます。先生、えらく早いですね。今日は何のご用ですか?」
専:「特にご用というわけではないのですが、この後、近くの顧問先を訪問するのですが、少し時間が早かったので、ちょっと次長に挨拶しようと思って伺わせていただきました。」
貸:「そうですか。わざわざありがとうございます。この近くに顧問先がいらっしゃるのですね。・・・」
(しばらく(5分ほど)、世間話を続ける)
専:「ところで、次長。この店の渉外担当役席さんというのは、どなたですか?次長とはご挨拶をさせていただきましたが、渉外担当役席さんとは、まだご挨拶したことがないのですよ。」
貸:「そうですか。ちょっと待ってくださいね。」
(渉外担当の部署を見て、渉外担当役席が席についているのを見つけると)
貸:「□□代理(渉外担当役席の名前)。ちょっとこっち来てくれますか?△△先生を紹介させてもらいます。」
専:(名刺を出しながら)「はじめまして。××(資格名)をしております。△△です。○○次長にはお世話になっております。これからもよろしくお願いします。お近くをお通りの際は、お茶でも飲みに事務所にお越しください」
後は、担当者に「□□代理に一度事務所に遊びに来てもらうように伝えておいて」と言えば、近いうちに訪問してもらえます。
そこから、関係を深めてください。