- 2014-1-12
- 銀行紹介
前日に説明した「経営改善計画書」の作成は、どちらかというと、あまり業績がよくない企業に対してのお手伝いです。
数は多いのですが、報酬の支払い能力となると少し厳しいものがあります。
でも、そこで実績を作っておけば、次は前向きの案件の紹介が待っています。
それは、「事業計画書」や「経営計画書」の作成のお手伝いです。
銀行にはいろんな種類の経営者が集まります。
「積極的に経営について考え、行動する経営者」「いきあたりばったりで、今起きる問題に対処するのに精一杯の経営者」「人のせいにばかりして自分ではほとんど動かない経営者」「景気頼みで経営努力をしない経営者」などなど。
これらの経営者の中で「積極的に経営について考え、行動する経営者」の数は本当に少ないですが、どの支店にもこういった前向きな顧客は存在します。
こういった経営者は、自ら積極的に勉強をしようとされますし、専門家のアドバイスにも真摯に耳を傾けます。
その中には、業況が順調に進んでいて、より一層、成長するために、銀行に対して、それをサポートしてもらえる専門家を紹介して欲しいという依頼をしてくる経営者もいます。
また、今は会社の内容は大したことはないが、素直に真摯に学ぼうとしている姿勢を評価して、銀行が、その経営者に対し、「専門家にいろいろと相談したらいいよ」と言って、積極的に専門家を紹介するケースもあります。
いずれの場合にも専門家が行うのは、「事業計画書」や「経営計画書」の作成のお手伝いをすることが多いのです。
「事業計画書」や「経営計画書」を作成することで、経営者は自社の経営の方針を具体的にし、すぐ行動を起こせるようにします。
ただ、経営者だけや自分の会社のメンバーだけで作ってしまうと、独りよがりの事業計画書になってしまい、効果が出ないこともしばしばあります。
そのために、第3者の視点やアドバイスが重要となるのです。
その理由により、銀行は前向きに経営のことを考えている経営者たちに対して銀行は「事業計画書」「経営計画書」を作成するためのサポートができる専門家を紹介するのです。
国家試験に合格するだけの能力を持った士業の方なら、簡単に書かれている「事業計画書の書き方」の書籍を購入し、自分自身の事業計画書を作成することで、「事業計画書」や「経営計画書」の作成のサポートはできるようになります。
実際、私もはじめは事業計画書を作成することはできませんでしたが(仕事柄、よく見ていましたが、作るのは別物でした)、自分の事業計画書を作成した経験だけで、他人の作成のサポートが出来るようになりましたから、大丈夫です。