- 2017-8-23
- スモールM&A・事業再生
- ミラサポ, 中小・零細企業のM&A, 事業引継ぎ支援センター, 事業承継, 商工会議所, 士業のビジネスモデル
中小企業庁は小規模M&Aマーケットを作ろうと本気で考えています
こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
先日のブログ「来年も「事業承継補助金」は募集されるみたいです」で、
中小企業庁が策定した「事業承継5ヶ年計画」について少しだけ解説しました。
事業承継をメイン業務にしようと考えられている方は、
この「事業承継5ヶ年計画」をよく読んでおくべきだと思います。
事業承継の案件を確保するためのヒントがふんだんに書かれていますから。
士業などの専門家に、期待が集まっている!
事業承継について中小企業庁がしようとしていることを、以下に一部抜粋します。
・地域に密着した支援機関をネットワーク化
・事業承継診断を起点とするプッシュ型支援に連携して取り組む体制を構築
・支援機関の能力向上及び地域内で事業承継支援を行う専門人材の育成・活用
(資金的サポートや地域における専門家リスト作成)を実施。
・金融仲介機能のベンチマークを踏まえ、金融機関が積極的に事業承継支援に
取り組むよう意識喚起を行う。
今までは、事業承継支援事業については、
「事業引継ぎ支援センター」が、細々と行っていましたため、
一般の専門家は、どちらかというと蚊帳の外に置かれていました。しかしこれからは…。
士業の側から、商工会や商工会議所にアピールしやすくなった
今後は、「事業引継支援センター」だけでなく、商工会や商工会議所等も巻き込んで「事業承継ネットワーク」を作っていくということです。
商工会や商工会議所に対して、
「事業承継の専門家です」
とアピールすることで、その商工会や商工会議所の事業承継支援事業の仕事を
確保できる機会が増えるということになります。
事業承継のプロが少ない今こそ
中小企業庁の計画では、29年度から30年度にかけて、日本全国で
年間5万件の「事業承継診断」を行おうとしています。
商工会や商工会議所には、
こういった「事業承継診断」ができるような専門家はまだまだ少ないため、
その業務を担える専門家になることができれば、事業承継に関する案件の相談はとても増えます。
また、商工会や商工会議所は、「事業承継セミナー」を行う場合でも、
自分たちが業務を依頼している専門家に講師を頼むことが多いため、
商工会議所からよばれる講師になることも可能になります。
今はまだ商工会や商工会議所に対して、
「私は、事業承継のサポートができる専門家です」と売り込んでくる専門家はいないので、
今から積極的にアピールすれば、
商工会や商工会議所から、事業承継サポート案件の依頼がたくさん来るようになるかもしれませんね。
都心のみならず地方こそ大きなチャンスが
特に地方の商工会議所は、「後継者難による会員企業の廃業」が増えているため、
「親族内承継」以外の事業承継サポートが出来るとなれば、とても大事にしてくれる
ようになります。
「事業承継5ヶ年計画」には、事業承継サポート案件を獲得できるようになるためのヒントが、
まだまだ、たくさん掲載されています。
順次、解説していきますので、次の機会をお楽しみに。
親族「外」の事業承継に需要あり
今、商工会や商工会議所が求めているのは、「親族内承継」のセミナーではなく、
「親族外承継」のセミナーです。
今、「親族外承継」のセミナーができるとなると、特に地方の商工会議所では、
引っ張りだこになる可能性は高いです。
そんな「親族外承継」のセミナーができるようになれる知識が手に入ります。
●事業承継に強い士業になるための【スモールM&Aノウハウ】入門講座
https://peraichi.com/landing_pages/view/smallmanda
【 日 時 】2017年8月30日(水)18:00~20:30(開場 17:30)
【 会 場 】サニーストンホテル<江坂>北館「松の間」
地下鉄御堂筋線「江坂」駅 7番出口より徒歩2分
【 参加費 】7,020円(税込)