- 2014-1-16
- 銀行紹介
銀行で仕事を紹介してくれるのはだいたい4名の人たち。
その4名とは、「担当者」「渉外担当役席」「貸付担当役席」それに「支店長」です。
それ以外の方から仕事の紹介を請けることはめったにありません。
(相続案件に限って言えば、稀に「事務担当役席」から紹介をうけることはありますが、本当に稀です)
「担当者」というのは、あなたの事務所に来てくれる「渉外担当者」のこと。
「渉外担当者」は1年目から10年目ぐらいまでの係長以下ということが多く、たくさんの顧客(100先以上)を抱えています。
まずは、そういった担当者と知り合いになってください。
担当者と知り合いになるのに手っ取り早いのは、地元の銀行と取引を行い、渉外担当者をつけてもらうこと。
銀行によっては、取引内容(預金取引のみ。取引金額が少ない等)によっては担当者が来てくれないところもありますのでお気をつけください。
ただ、担当者と知り合いになるだけでは、紹介なぞはまず発生しません。
まず、しなければならないことは
「仲良くなって頻繁に事務所を訪ねてくるような関係を作ること」。
そして、
「自分が何をしている専門家なのかよく認識させること」。
悲しいかな、若手の銀行員というのは世間知らずなのです。
よく接しているはずの税理士でさえも、「決算書を作るお手伝いをしている人」という認識ぐらいしかなく、税理士がどういった顧客の経営上の問題に対し、解決策を提示できるのかということまではよく知りません。
社会保険労務士や行政書士に至っては「何をする人」なのか、ほとんど詳しく知らないのです。
専門家であるあなたが、「私は○○士です」と言ったところで、相手は自分が何をするのかをよく知らないため、どんな人を紹介すればいいのかさえわかりません。
だから、自分がどんな仕事をしているのか、どんな顧客を紹介してもらいたいのか具体的に知ってもらわなければ紹介が発生しないのです。
そして、一度や二度会ってちょこっと話をしたぐらいでは、全然、自分が何者なのか認識してもらえないのです。
だから紹介を発生させるためにも、仲良くならなければなりません。
次回では、どうすれば担当者と仲良くできるようになるかについて説明させていただきます。