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銀行員とパイプを作るその他のきっかけ

経営コンサルタントという仕事をしていると、いろいろな場面で銀行員と知り合いになることがあります。
取引先から「うちの取引銀行の担当者です」と紹介されることが一番多いパターンですね。

他には、商工会議所で行ったセミナーに参加していて、その後、名刺交換をするというのも結構あります。
セミナーをする際には、受講者名簿を用意されているところがほとんどで、そこには会社名が入っています。その受講者名簿を事前に見せてもらって、銀行員が受講しているのを見ると、主催者に「この方はどなたですか?」と尋ねます。
セミナー終了後、その方のところに自分から名刺交換をしに行き、あいさつをします。そのときに
「また、近いうちに、今日のセミナーの感想を聞きに御社を訪問させていただいてもよろしいでしょうか?」とお願いしますと、快諾してくれます。

地元の銀行員と知り合いになるのに有効な手段が、「商工会議所に入会をする」という方法。
ただ単に商工会議所に入会するだけでは、銀行員と知り合いになる機会はありません。
「銀行の支店長と知り合いになる方法」のところでも書いたのですが、商工会議所が主催する異業種交流会や賀詞交換会で地元の支店長と名刺交換をするチャンスを手に入れることはできますが、確実ではありません。
確実に地元の金融機関の支店長たちと名刺交換をするチャンスを手に入れようと思えば、「部会」に参加することをお勧めします。

どの商工会議所でも、会員はどこかの「部会」に所属するようになっています。
製造業の方々が入っている「製造業部会」。建設業の方は「建設部会」に入られることが多いです。それ以外にも小売業や卸売業などは「商業部会」というところがありますし、「サービス業なら「サービス業部会」ということになります。
どういった部会があるかは、その商工会議所によってさまざまですので、必ず希望する「部会」が入会する商工会議所にあるかどうかは、あらかじめ調べてから入会したほうがいいと思います。

その中で金融関係の事業に携わっている会員たちが入る部会に「金融部会」というのがあります。
通常、士業やコンサルタントは「サービス部会」に所属することが多いのですが、自らが希望すれば「金融部会」に入ることもできます(商工会議所によって異なりますが)。
よほどのことがない限り、どの銀行も地元の商工会議所には入会します。また、そういった部会の集まりには支店長もしくはその次席ぐらいの人が参加されるので、支店の中枢の方と知り合える絶好のチャンスとなります。
そこで名刺交換をして挨拶を交わすことで、一挙に地元の複数の銀行を訪問できるネタが手に入ります。

いずれの場合も知り合ってから、1週間以内に訪問し、パイプを作るきっかけにします。
あまり間を空けてしまうと、印象が薄れてきて、会ったときの会話が難しくなりますから。

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