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他の時期なら通らない融資も、この時期には通ることがよくあります。
こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
融資のサポートをしていて、
「この融資案件は少し難しいな」
という案件がときどきあります。
「これは絶対に無理!」
という案件の場合は、依頼主に、
「あなたの融資案件は、◯◯の理由があるので、絶対に融資はおりないですよ。
まず、この◯◯を解決してから、金融機関に申請しましょう。
それを解決する方法は・・・」
と、将来的に融資が可能になる方法をお伝えし、
そのサポートをする業務をすることになります。
「これは、かなり難しいぞ」
という案件の場合が、一番、面白い仕事であると思っています。
「難しい」ので「無理」ではありません。
しかし、融資を通すために、いろいろな資料を作ったり、金融機関とコンタクトを取り、
情報収集をして、稟議が通りやすい状況を作ることで、成功に導きます。
手間はかかりますが、とてもやり甲斐のある案件でもあります。
「少し難しい」
という案件の場合は、いろいろな資料を作ったり、
金融機関からの情報収集を行うというアクションを
とることもあるのですが、時間的に余裕のある場合は、
「申請する時期をずらす」
ということをします。
融資自体は、金融機関としては、いつでも受け付けてくれるのですが、
その審査が通りやすい時期があるからです。
融資が通りやすいのは、一般的に
「3月」「9月」「12月」
と言われています。
金融機関には「決算」と「仮決算」があります。
多くの金融機関は、その決算期を4月~3月としています。
「3月」は「決算月」で、9月は「仮決算月」となります。
また、金融機関は、4月~9月を「上期」、10月~3月を「下期」といって、
6ヶ月毎に、各支店に対する査定を行っています。
これを「業績評価」と言います。
その業績評価の内容で、支店長が出世したり、左遷されたりします。
だから、どの支店長も、自店の成績を上げようと必死になります。
上期・下期とも期初(4月・10月)に各支店は、「運営方針」というのを作ります。
端的に言うと、「その期の目標数値」を立てるのです。
目標数値は、多岐の項目に亘っています。
その数字を上回れば「目標達成」ということになり、
業績評価において、良い査定をされます。
下回れば「目標未達」ということになり、悪い査定になります。
運営方針において、必ず立てる目標数値項目のひとつに
「融資額」
があります。
これ、結構、査定ポイントが高いのです。
そして、目標数値は毎年、
「かなりがんばらないと達成できない数字」
になっている事が多く、期末である「9月」や「3月」になっても、
目標数値をクリアしていない支店がほとんどです。
最後の月で目標数値を達成するということが、金融機関に勤めているものにとっては、
最優先事項となります。
融資額の目標が未達となっている支店は、何とか融資額の数字を上げようと必死になります。
通常では、
「こんな融資案件通せるか!」
と言っている支店長も、3月や9月だけは、
「何とか融資額を増やせ」
と、審査が甘くなります。
また、本部の審査する部署との折衝も、普段なら簡単に引き下がりますが、
決算月に限っては、徹底的に粘る傾向が強いです。
その結果、通常では難しい案件も通りやすくなるのです。
12月は多くの会社の運転資金需要が増える時期です。
融資を希望する会社が一番多くなる時期かもしれません。
金融機関にとっては「書き入れ時」ですね。
融資目標を達成できるかどうかは、
この「書き入れ時」にどれだけ貸せるかどうかにかかっています。
必然的に、融資審査は甘くなりがちになります。
「3月」「9月」「12月」は、融資審査が甘くなりがちなのですが、だからといって、
その月に申し込んでも間に合わない場合があります。
申請すれば、すぐ審査してくれるかというと、そんなことはありません。
担当者は「融資稟議書」を書かなくてはなりません。
その「融資稟議書」を見て審査するため、
その出来が悪ければ、
いくら審査が甘い時期でも通りません。
また、一人の担当者が1ヶ月の間に何件も、状況によれば十何件もの融資稟議書を
書かなくてはなりません。
この融資稟議書を起案するのに、多少の時間がかかります。
あまり、ギリギリに融資を申し込むと、間に合わない可能性が高いのです。
だから、少し早めに申し込んだ方が無難です。
「3月」であれば、2月の上旬ぐらいに
「3月半ばぐらいには実行してもらいたい」
と融資依頼をすればよいでしょう。
「9月」なら、8月上旬、
「12月」なら11月上旬に申し込んでください。
「できるだけすぐに資金調達をしたい」
という場合は、そんな悠長なことを言っている暇はありませんが、
「融資を実行してもらえるのであれば、いつでもよい」
というのであれば、「3月」「9月」「12月」に融資を申し込まれることをお勧めします。
「サポートした融資の成功率100%」と豪語している融資コンサルタントの方がいらっしゃいます。
これは、はったりをかましているわけでもなく、自分の成果を盛っているわけではありません。
実際に成功率が100%なのです。
その理由は、
「通りそうな融資案件しか取り扱わないから」。
融資のサポートも数をこなしてくると、依頼された案件が通る案件か、そうでないのか
目利きできるようになります。
「自分なら、この融資案件は通すことができる」
と自信を持って臨める案件だけサポートしているので、結果的に100%の成功率になるわけです。
そのために重要なのは、「目利き力」。
そんな、100%融資を成功させるための目利き力を身につけるためのヒントが手に入ります。
※融資に関する質問などにもその場でお答えします
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