- 2018-10-1
- 士業インタビュー
- インタビュー, 中小企業診断士, 士業のビジネスモデル, 融資コンサルタント協会, 行政書士
大阪府・堺市で開業している行政書士・横山幸一さん(55歳)。
学習塾講師からの転身ということで、まずめざしたのは学習塾の資金繰りサポートでした。
それが融資コンサルタント協会認定SP融資コンサルタントを取得してからというもの、
人脈ゼロで(!) 信用金庫の支店長に会いに行って開拓し、セミナーを企画、開催。
資金調達のサポート力が、めきめきアップしていったのだそうです。
まったく自信のないところから、
「6カ月で資金調達力を強化させることができます」と、
プロフィールに書けるようになるまでの道のりは…?
聞き手は、ネクストフェイズの取材を初めて担当する、ライターの久保田説子です。
5回連載でお届けします。
横山幸一行政書士インタビュー <全5回>
「資金調達に強い、そのヒミツって?」
【もくじ】
第1回 黒字倒産、なんとかしたい
第2回 信用金庫の支店長に、猛アタック
第3回 にっこり融資の秘訣は、魔法の事業計画書
第4回 ホームページやブログは、プロに相談が大正解
第5回 自主セミナーの集客テクニック
【第1回】黒字倒産、なんとかしたい
―― 町の学習塾講師からの転職で、士業デビューされたんですね。
―― 開業後しばらく、メインのお客さんは町の学習塾?
―― ええっ、もったいない。
―― 子どもたちは、どうすれば…?
―― そんな使命感が…。
―― 赤字じゃないのに?
―― あ、1年目って、赤字が普通。
―― それはそうですよね。
―― ああ…
●颯爽とした訪問スタイル。スーツのジャケットには、ポケットチーフが!
「ここぞという日には、チーフが欠かせませんね。やっぱり好印象が大切ですから」(横山さん)
―― どこで広告を?
―― 融資についての勉強がしたい、そういうタイミングにぴったりだったんですね。どうでしたか?
―― 信用金庫とか、信用組合とか?
―― 融資のお仕事は、多いんですか。
―― 会社設立と創業融資のセットが7割も。
―― でも…?
―― 上手なお付き合いの方法?
―― まずは支店で、誰とお話されるんですか。
―― 支店長って、一番のお偉いさんですね。
横山 はい。
―― いきなり支店長さんとお話を!
●小冊子、顔写真入りのチラシを準備。
小冊子は信用金庫に訪問した際に渡して話題の糸口にすることが多く、チラシはおもに交流会で配っているのだそう
「できる!」のはずが…反応は「いらん!」
―― じゃ、それまで知っていた信用金庫に行ってみたんですか。
―― おお!
―― 長期的な見通しを立ててアタックを。いつ頃?
横山 2017年の5月…ですね。
―― 行く前は、どんな感じだったんですか。
―― 「できる」と…。
―― 3件も行ったのに…。
―― いらん…。
横山 お会いしたときの表情がよくないと「これはアウト…」って、わかるんですよ。
―― それって、ヘコみませんでしたか…
横山 かなり。こういうことが続いたので、正直、難しいなと。
―― でも、そこで諦めなかったんですよね?
―― フレンドリー。よかった。
―― 支店長! 支店長が後ろからポンと背中を!
(第2回につづきます)
横山幸一行政書士インタビュー <全5回>
「資金調達に強い、そのヒミツって?」
【もくじ】
第1回 黒字倒産、なんとかしたい
第2回 信用金庫の支店長に、猛アタック
第3回 にっこり融資の秘訣は、魔法の事業計画書
第4回 ホームページやブログは、プロに相談が大正解
第5回 自主セミナーの集客テクニック
●取材 久保田説子 株式会社これから
●協力 一般社団法人融資コンサルタント協会