ネクストフェイズが運営する一般社団法人融資コンサルタント協会は、会員の士業・コンサルタントからのメールや電話、ご来訪などによる個別相談にのったり、活動報告をいただいたりしています。
先日ある行政書士の会員から、日本政策金融公庫から融資を受けた際の着金先についてご質問をいただきました。
※創業者へのアプローチ・案件獲得方法から実務まで、創業融資の支援ノウハウをお伝えする士業・コンサルタント向けセミナー動画です
※なおネクストフェイズは、事業者への個別アドバイスを行っていません。ご相談のある事業者は、ネクストフェイズが運営する一般社団法人融資コンサルタント協会の会員を検索して気軽に連絡を取ってください。融資の専門研修を受けた融資コンサルタントが、全国に1,000名以上います
日本政策金融公庫と民間金融機関、両方から融資してもらう予定ですが…
サポートをしているクライアントがあります
創業のお手伝いはワクワクしますよね
そこでご相談です
日本政策金融公庫の新創業融資制度が成功した後
すぐに地方銀行Aにも創業融資の申込みをする予定です
この場合
日本政策金融公庫からの融資はA銀行に着金させるべきかどうか
悩んでいます
こんにちは。株式会社ネクストフェイズの岸田です。日本政策金融公庫からの融資が成功した際、そのお金をどの金融機関に着金させるべきか悩んだことがある人もいらっしゃるでしょう。
公庫からもA銀行からも融資を受けるのですから、公庫からA銀行に着金させてもよさそうです。この行政書士が気にしているのは何でしょうか。
公庫からの融資は、企業の「実績」
日本政策金融公庫からの創業融資を着金させてしまうと
A銀行にクライアントのお金の流れを握られてしまい
今後、A銀行との取引が不利になってしまうのではと心配で…
でも今回のケースは、A銀行に着金させた方がいいと思いますよ
なぜA銀行に着金させた方がいいのでしょうか。東川は質問者に対して、このように付け足しました。
「公庫からの融資が成功したのに
着金が弊行じゃないということは…」
「弊行とは創業融資だけのおつきあいで
末永く関係を結ぶつもりはないのでは?」
…などと勘ぐられてしまう可能性があります
ここはA銀行を着金口座にしておいたほうが無難ですね
日本政策金融公庫は、数ある金融機関の中でも「創業融資のエキスパート」という位置付け。東川いわく、「そこから融資が実行された事実を証明する意味で、A銀行に着金しておく方がいい。この実績で企業の信用が上がるので、次にA銀行に融資を申し込んだとき希望通りの額が受けられる可能性が高くなる」とのこと。
金融機関の考え方を理解したうえで創業融資のサポートができれば、よりクライアントの要望に沿うことができ、信頼度アップにつながります。
動画で創業融資のサポート方法を学ぶ
いま創業・起業の機運が高まり、金融機関に創業融資の相談が増えています。
彼らを支援したい士業・コンサルタントは、創業者とどこで知り合い、どう話をして、創業融資サポートを受任するのでしょうか。また受任後、どのような手順でサポートを行うべきでしょうか。
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