- 2019-1-30
- 顧客獲得
- 士業のビジネスモデル
ビジネスにとっては、ヒットの延長線上がホームランになるわけではありません。
こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
今回は、先日投稿した、
「【大谷翔平選手の三振数】と、【士業の顧客獲得数】は、どう関連するのか?」
の続きです。
前回の投稿では、
「大谷選手の三振数が多い理由」と
「捨てる勇気を持つからこそ、ホームラン数が増えている」
ということについてお伝えしました。
今回は、その内容を踏まえ、
「なぜ、多くの士業は、なぜ、新規客の獲得が上手くいかないのか?」
についてお伝えさせていただきます。
3.なぜ、新規客の獲得が上手くいかないのか?
「新規客の獲得が上手くいっていない士業」の共通点はいくつかあるのですが、そのひとつに
「自分が攻めるべき【コアターゲット】を決めていない」
というものがあります。
これは、士業に限らず、売上が上手くいっていない中小企業にも共通しています。
「新規客の獲得が上手くいっていない士業」の方に対して、
「どのような顧客を求めているのですか?」
と尋ねると、多くの方は、
「中小企業の経営者」
と答えられます。
続いて、
「どのような中小企業の経営者のサポートをしたいですか?」
と聞くと、ほとんどの方が、答えられません。
「欲しい顧客の絞り込み」ができていないのです。
欲しい顧客の絞り込みができていない理由として、
「顧客を絞り込むと、獲得出来る顧客数が少なくなるのではないか」という恐怖
が挙げられます。
例えば、
「2~3店舗を持っている飲食店の経営者」
という風に、ターゲットを絞り込んでしまうと、
「1店舗しか持っていない飲食店の経営者」
や
「2~3店舗持っているが、飲食店ではない経営者」
は、顧客になってもらえず、チャンスを失ってしまうのではないかと思われる方が
少なくありません。
しかし、「2~3店舗を持っている飲食店の経営者」にアピールすることさえできない専門家が、
それ以外のターゲットに訴求できるようなアピールができるでしょうか?
できないですよね。
まず、得意なターゲットを獲得出来る方法を確立しないと、
それ以外のターゲットを獲得できる方法を見つけることなんかできません。
ターゲットを絞り込むことで、目的としているターゲットのニーズを深く知ることができますし、
ニーズを深く知れば、当該ターゲットに強く訴求し、興味を持ってもらえるような
アピール方法も見つかります。
まれに、狙っていないターゲットが引っかかることがあります。
しかし、それは、「まぐれ」です。
「まぐれ」をビジネスモデルの根幹にしてはいけません。
「まぐれ」は、滅多に起こらないから「まぐれ」なのです。
それを当てにしてビジネスモデルを作ってしまうと、絶対に上手くいきません。
狙っているターゲットの数は、少なくありません。
一人の専門家が面倒見ることができる顧客数は、30社ぐらいでしょう。
(人や仕事内容によって、多少は変わりますが)
30社だけ獲得出来たらいいのですから、その30社を獲得出来る確率をできる限り高めることが
重要なのです。
三振を恐れ、絞り玉を決めずに来た球を打っても、ホームランどころか
凡打になるのが精一杯でしょう。
たまに、思いがけなくヒットになることはあるかもしれませんが、
そんな偶然は続きません。
ターゲットを絞り込むことで、自分の戦略・戦術は明確になりますし、
そのターゲットに対しての試行錯誤を続けていくことで、その戦術・戦略は、より尖ってきます。
恐れずにターゲットを絞り込むことが、ホームランに近づく第一歩だと
認識すべきではないかと思います。
集客がうまくいかないのには、必ず理由があります。
その理由を把握し、解決する手段を講じることで、集客状況は劇的に改善します。
しかし、集客について知らなければ、解決する手段を見つける事もできません。
そんな行き詰まっている集客の状況を打破するためのヒントが手に入ります。
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