- 2020-1-8
- 独立・開業
- 士業のビジネスモデル, 独立開業準備
独立を考えている士業にとって、「副業で試す」のは、ひとつの方法です。
こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
将来的に独立を考えている士業の方々向けに、
【独立を考えている士業のための“集客準備”入門セミナー】
(大阪:1/24・25 東京:1/31・2/1)
を開催します。
このセミナーの申込者に、参加理由を聞いてみたところ
「副業として、とりあえずやってみて、上手くいくようなら独立したい」
という方達が一定数いらっしゃいました。
副業で士業をしようと考えられている人が、意外と多いことに気づかせていただいたので、今回は、
「士業で副業」
について、お伝えしたいと思います。
士業で副業は可能か?
副業で士業活動を行うことは可能です。
ただし、「やり方」を考える必要はあります。
副業といえば会社が休みの土日を活用して行う、といったイメージがありますが、
それが向いている資格と向いていない資格があります。
中小企業診断士として、休日にコンサルタントを行う。
税理士として、週末のみ記帳代行や税務申告の書類を作成する。
社会保険労務士として、休日に給与計算を行う。
こういった業務については、クライアントの承諾さえ得ることができれば、
土曜・日曜・祝日でも遂行可能です。
しかし、官公庁などの公的機関は基本的に平日しか稼働していないため、書類提出が出来ません。
なので、士業で副業を行う場合、
「書類作成やそれに伴う相談業務」
もしくは
「コンサルティング業務」
のどちらかをすることになります。
士業で副業を行う際のメリット
士業を副業で行う場合、メリットがいくつかあります。以下、そのメリットをお伝えします。
(1)副収入を得ることができる
本業の給与とは別に副収入を得ることができるため、経済的な余裕ができます。
(2)独立をするときの下準備ができる
業務のことを何も知らない状態で独立すると、その業務についての知識やノウハウを得る間は、
ほぼ無収入の状況となりかねません。
収入がある間に、業務のことを経験しておくことで、独立した瞬間からフルに活動を始めることができます。
この事前の経験が、独立のスタートダッシュをスムーズに行うことのできる礎となります。
(3)低リスクで開業できる
いきなり独立開業した場合、本業が上手くいかない場合は、
そのまま廃業ということになりかねませんが、副業なら、本業での収入があるので、
上手く軌道に乗せることが出来なくても、生活に困ることはありません。
士業で副業を行う際の留意点
士業で副業を行うには、メリットばかりではありません。もちろんデメリットもあります。
副業を行う際の留意点についてお伝えします。
(1)勤務先が副業を認めている必要がある
最近は副業を認めている企業も増えていますが、まだまだ、副業禁止の企業も数多くあります。
副業禁止の会社において、内緒で副業を行ったりすると、それがばれたときに
「懲戒免職」となることもあり得ます。
そうなると、安定した収入を失うことになりますので、
まずは、勤務先の許可を取っておく必要があります。
(2)本業や家族サービスに支障を来す
本業の休みの日に活動することになるため、本来なら休息や家族サービスに充てる時間を
副業で使うことになります。
若いうちであれば、気力や体力も充実しているため、少々休みをとらなくても大丈夫でしょうが、
ある年齢を過ぎると、そういうわけにはいきません。
休息時間を副業に使った結果、疲労がたまり本業に支障を来すことになりかねません。
また、貴重な休日を使うことになるため、家族サービスの時間が減ります。
家族からの不満が高じ、家庭崩壊ともなりかねません。
(3)クライアントを確保することが難しい
業務を委託してくれるクライアントにとっては、副業で業務を行っている士業よりは、
専業で業務を行っている士業に頼りたくなるもの。
「いざという時にきちんと動いてもらえるのかどうか」ということについては、
副業士業は、もう一つ、信頼しづらいからです。
実際、商工会議所の多くは、副業士業をあまり活用したがりません。
いざ、相談したいときに、当てにならないからです。
副業士業は、専業士業に比べて、仕事獲得に関してハンディキャップがあるということを
認識しておく必要があります。
士業で副業を成功させるためには
士業で副業を行う際のメリットやデメリットを考えた場合、士業で副業を成功させるためには、
「「書類作成やそれに伴う相談業務」ではなく「コンサルティング業務」をメイン業務に据える」
ということと、
「集客についての知識とノウハウを持っておく」
ということが重要になります。
AIやインターネット環境の進展、政府の方針、多くの同業者の存在等により、
書類作成業務には、将来性がありません。
また、書類作成業務についても、副業士業よりは専業士業に頼みたくなるのが、
クライアントの心情です。
すなわち、書類作成業務では、収入や顧客獲得が心許なくなります。
しかし、「コンサルティング業務」なら、「あなたしか頼れない業務」になるため、
専業であろうが副業であろうが関係なくなります。
だから、士業で副業を行うためには、
「他の同業者と差別できる業務 = コンサルティング業務」
が必要不可欠となるわけです。
そして、副業士業は、専業士業に比べて、仕事獲得に関してのハンディキャップがあることから、
それを埋めるためのものが必要になります。
それが
「集客についての知識やノウハウ」
になります。
専業士業でも、集客についての知識やノウハウを持っている人は、ほとんどいません。
ですから、そういった知識やノウハウを持っておくことで、副業士業としての
ハンディキャップを埋めることが可能になります。
そんな、士業が顧客を獲得するための知識やノウハウが手に入ります。
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