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2回目のコロナ融資にも、とても役立つでしょう。
こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
先日のブログで、「今後は金融機関の審査が厳しくなる」とお伝えしました。
※2回目のコロナ融資を申し込む際、「資金繰り表」と「事業計画書」が必要なことも併せてお伝えしています
2回目の融資が通らず資金繰りが苦しくなると、真っ先に検討するのが「返済額減額」(リスケ、リスケジュール)でしょう。
景気が悪化するにしたがって、リスケせざるを得ない企業は確実に増えてきます。リスケに応じるかどうかは、金融機関次第。リスケに応じてもらえず、返済が滞った場合、債務者は一括返済する義務が生じます。そうなると事業を継続することができません。
そこで申請をする際、金融機関がリスケに応じやすい資料を提出する必要があります。金融機関がリスケに対して、どう考え、どう対処しようとしているのかを知ることで、リスケを認めてもらいやすくなります。
そんな、リスケについての金融機関の考え方や対処方針を知るために読んでいただきたいのが、『近代セールス』。金融機関の職員に向けた、日々の業務のヒントを満載した業界誌です。とくに最新号『近代セールス6月15日号』は必読です。以下で少しご紹介しましょう。
●近代セールス6月15日号(雑誌版)
●近代セールス6月15日号(Kindle版)
『近代セールス2020年6月15日号』は総特集号。普段の連載は掲載されず、特別記事ばかりです。タイトルは「まるわかり!資金繰り支援&条件変更」。
第1部(前半)が「金融機関の資金繰り支援」について、第2部(後半)が「融資の条件変更対応」について、それぞれ誌面が割かれています。
とくに第2部の「融資の条件変更対応」を読むだけでも、金融機関がリスケに応じやすい資料の作り方がよくわかると思います。
1)そもそも条件変更とは何?
2)どのような企業が条件変更すべき先になるの?
3)延長期間や措置期間はどう決めればいいの?
4)条件変更依頼を断ることはできるの?
5)条件変更に応じると引当金の計上はどうなるの?
この章では、金融機関における条件変更についての考え方について書かれています。
金融機関が条件変更を行う際の対応の進め方について書かれています。この章を読むことで、士業やコンサルタントがリスケに際してどのようなサポートをすればよいのかわかります。具体的には事業計画書や資金繰り表の作成サポート、さらに定期的な業績報告の後押しも、士業・コンサルタントの大切な役目になってくるでしょう。
この章は漫画です。リスケの相談に行ったときに、金融機関の担当者が経営者に何を聞くのかがわかりやすく書かれています。士業やコンサルタントとしては、「リスケ時はこんなことを尋ねられるんだ」と、事前準備に役立てることができます。
条件変更のいろいろなバリエーションについて説明されています。返済額の減額だけが、資金繰り改善の方法ではありません。それ以外の資金繰り改善策について説明されているので、クライアントに対して最善の提案ができるようになります。ここでは短期継続融資への切替、借入金の一本化、既存借入金の長期化などについて、各パターンの資金繰り表を添えてていねいに説明されています。
4つの事例を挙げて、金融機関の条件変更による5つの資金調達方法について解説しています。
①短期継続融資
②複数の借入の一本化
③返済据置
④新規融資
⑤動産・債権担保融資
これらの方法を知っていれば、金融機関と交渉するときに多彩な提案ができるようになります。たとえば、あなたの顧客企業が③返済据置を断られた場合…
●説得力のある事業計画書を作成して④新規融資を申請したうえで
↓
●旧債とあわせた②借入の一本化を行い
↓
●それによって返済期間を延ばして、月々の返済額を減らす
…ことも金融機関に提案できます。なぜなら、リスケは最終目的ではないからです。目指すべきは、「資金繰りの健全化」ですよね。
毎月の返済額が減って資金繰りが少しでもラクになったら、たとえば積極的な(物的・人的)投資を行うなど事業の巻き返しに着手しやすくなり、資金繰り健全化への一歩が踏み出せます。それこそが顧客企業のいちばん望むことであり、また貸した金融機関も安心する状況です。
リスケについて詳しくなりたいときは第2部がおすすめですが、第1部の「金融機関の資金繰り支援」にもクライアント支援に役立つ内容が満載です。
・Q&Aで押さえる!コロナ危機の資金繰り基礎知識
・取引先の月次資金繰り表はこのように作成しよう
・融資実行前に確認したい資金繰りの改善方法
・コロナの影響を受けた取引先にはこんな資金繰り改善提案を行おう
・コロナ対策で新設・拡充された補助金・助成金はこんな取引先に提案しよう
それ以外にも6月15日号には、士業・コンサルタントの中小企業支援に役立つ記事が数多く掲載されています。ぜひ手にとってご確認ください。こんな士業やコンサルタントに、ぜひおすすめです。
●融資サポートを業務の一つにしたい
●金融機関の営業方法を知り、良好な関係を築きたい
●中小企業への効果的な営業方法を知りたい
『近代セールス』を読めば、金融機関の行動原理をある程度理解できるでしょう。金融機関が望むこと・嫌がることを知れば、敬遠することなく適切なアプローチを行って仲良くなり、対等に交渉できる士業・コンサルタントに近づいていけます。
金融機関にしても、金融機関のことをよく知っている専門家とそうでない専門家がいた場合、優先的に連絡するのは自分たちのことをよく知っている専門家なのはご理解いただけるでしょう。
そんな、金融機関を熟知している専門家になるためのヒントが手に入ります。
※融資に関する質問などにもその場でお答えします
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