- 2014-11-11
- 士業インタビュー
- インタビュー, ネクストフェイズ編集部, 弁理士
大阪市淀川区で開業している弁理士・崎山博教さんは、独立2年目を迎えた40歳。
ほんわか、ゆったり、落ち着いてお話しになるのですが、お仕事はスピーディそのもので、
事務所のイメージカラーといえば士業では珍しいソフトなピンク、
人脈の広げ方についての「作戦」や、強みの活かし方も、ユニークで新鮮!
崎山さんのオリジナルな「逆張り」仕事術、5回連載でお届けします。
聞き手は、(株)ネクストフェイズ編集部です。
目次
第1回 イメージカラーに優しいピンクを選んだ理由。
第2回 勉強会や交流会についての、崎山「作戦」。
第3回 弁理士資格を取ったら独立しよう。なぜなら…。
第4回 アピールするだけが、強みの活かし方じゃない。
第5回 代書屋になり下がらない、弁理士の新しい仕事。
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第2回 勉強会や交流会についての、崎山「作戦」。
―― 崎山さん、セミナーや勉強会などに、よく足をお運びになっている印象があるのですが…。
崎山 私、自分のコアは、クラブネクストフェイズと決めているんです(きっぱり!)。
―― あっ…ありがとうございます。でも…。
崎山 「あちこちの交流会や勉強会に行きなさい」ってよく世間では言われているでしょう。その方が、輪が広がるからって。でも私が思うに、それは単に…。
―― 単に…。
崎山 輪が広がるだけなんです。
―― おおおー。
崎山 いろんな場に顔を出していると、「あれ、前にお会いしましたっけ」みたいな人と出会ったりするんですよね。でも記憶に自信がない。で、念のため…と思って名刺交換してみたら、「あっ、やっぱり前に会ってた」って。同じ人の名刺を何枚も持っていたりしませんか(笑)。
―― はっ!(身に覚えが…)
崎山 先日も、そんなことがあったばかりなんですよ。あまりあちこち行き過ぎると、印象に残してもらえないんだなあって。
―― そうですよね…。
崎山 私、ネクストフェイズの東川さんとは、波長が合うんです。自分と波長の合う人のもとに集まる人々って、自分とも波長が合いやすいんですよね。そういう場で、ものすごく大勢というわけではなく、ある程度の人数が集まって、ある程度深くつきあう方が、よっぽど仕事の紹介につながりやすいんじゃないかなあと思うんです。
―― なるほど…。
崎山 東川さんは集客力もあるから、東川さんの近くにいれば、東川さんに集まってくる人々と自然と知り合える。自分で集めなくてもいいので、お得でしょ。
―― お得です…。
崎山 これはね、作戦!(笑)
―― 作戦ですか(笑)。
崎山 私がよく行く勉強会はもうひとつあって、それも地元で開催されているものなんですが、そこは企業の経営者さんが多く集まる場です。その主催者も集客に強い方なので、私はその場に足を運ぶだけで、多くの経営者さんと知り合える…。
―― なんと素晴らしい作戦でしょう(笑)。
●「自分で主体的に勉強会など行わなくても、自分に合った人脈は広げられます!」
崎山 東川さんはよく、「独立前には、決裁権のある人の名刺を300枚ほど集めておきなさい」っておっしゃるでしょ?
―― 言っていると思います(笑)。
崎山 でもそれを聞いて、私、「絶対無理!」と思った(笑)。
―― そう簡単にできることじゃないですよね。
崎山 だから、自分に集客力がないのなら、集客力のある人が主催する会合に行くといいんです。そうすると、自分で集めなくても多くの人と知り合えますよ。
―― なるほど! はい、みなさん、ココ、ポイントですよー。
崎山 あちこちに顔を出すのではなく、集客力のある、自分と波長の合う人が行うセミナーや勉強会をある程度絞り込んで、そこに何度も通いましょう! そうすれば自然と、つながりの深い人脈が作れますよ!
―― 広く浅く、ではなく。
崎山 はい。自分が十分できているかどうかは別として(笑)、考え方としてはそうですね。それに、たとえばクラブネクストフェイズの場で、東川さんと私がよく喋っていたりすると、ほかの参加者の方々は「崎山さんも、主催者の東川さんと同じくらいすごい人なんだ」って勘違いしてくれるんです。
―― ははあ…。
崎山 そういうの、オイシイなって(笑)。自分で努力しなくても、場の中心にいる方と親しくなっていれば、その方が自分のイメージを引き上げてくれますから。
―― もしやそれも作戦?(笑)
崎山 いえ、狙ってたわけじゃないです。後から思うと、そうかなって(笑)。
―― お話お聞きしていると、崎山さん、けっこう逆張りですね。
崎山 そうかなあ(笑)。あ、でも逆張り、多いかもしれません。事務所カラーはピンクだし、あんまりあちこち勉強会に行っても仕方ない、って思うし…。
●愛機はMac Book Pro。士業さんがMacをお使いになるのも珍しいような…
―― もともと、なぜ弁理士という資格を?
崎山 理系だけれど、文章を書くのが好きだったので。
―― あ、それも珍しいですね。
崎山 そうなんです。理系の人って、文章は不得意というケースが多いんですよ。でも私はそうじゃなくて。
―― でも、かなり難易度の高い資格です。
崎山 私も時間かかりました(笑)。でも、がんばれた。それは、ちゃんと資格取って、開業しようって思えたからなんです。そもそも弁理士って、開業するための資格なんですよね。
―― 開業するための資格?
崎山 そうです。弁理士は、開業するための資格です。
―― ??
(第3回に続きます)
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目次
第1回 イメージカラーに優しいピンクを選んだ理由。
第2回 勉強会や交流会についての、崎山「作戦」。
第3回 弁理士資格を取ったら独立しよう。なぜなら…。
第4回 アピールするだけが、強みの活かし方じゃない。
第5回 代書屋になり下がらない、弁理士の新しい仕事。
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