- 【オンライン】
- 2024年11月27日(水)・12月9日(月)・12月23日(月)・1月10日(金)・1月24日(金)
- 【東京】
- 2024年12月2日(月)・12月18日(水)・1月15日(水)・1月27日(月)
- 【大阪】
- 2024年11月28日(木)・12月5日(木)・1月8日(水)・1月23日(木)
相談者にとっての最善を考えることで、おのずと答えは見えてきます。
こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
ネクストフェイズが運営する一般社団法人融資コンサルタント協会では、会員からのメールや電話、ご来訪などによる個別相談にのったり、活動報告をいただいたりしています。
先日ある税理士の会員から、融資サポート案件の受注基準について質問をいただきました。
たとえば
債務超過額が年商の10倍ある会社から
新規融資サポートの依頼をうけた場合
すぐに断るべきか
できる限りサポートすべきか
どちらがいいのでしょうか
すぐにお断りしたほうがいいと思います
金融機関は
年商を超えた借り入れがある場合
基本的には新規融資に応じませんから
何もせず断るだけでは
顧客からの印象も悪くなりそうで
ただ断るだけでなく
次につながる断り方をします
もしその理由が
たとえば少額の役員貸付金など
簡単に解決できそうな問題なら、その解決法を伝え、
「この問題が解決した後にご連絡をいただければ
あらためて融資のお手伝いをさせていただきます」
と、融資サポートの意思をお知らせしましょう
しかし今回の例だと…
債務超過額が年商の10倍ですよね
これはとても
すぐに解消できる問題ではありません
ただ断って終わり…となりますよね
キッパリお断りしたうえで
こうお伝えしてほしいのです
「資金調達以外で生き残る方法を探しましょう
そのお手伝いであればできます」と
先ほどもお伝えしたとおり
年商を超えた借り入れがある場合
金融機関は新規融資に応じてくれません
にもかかわらず
いつまでも融資の希望にすがっていては
経営者の貴重な時間を無駄にしてしまいます
一刻も早く経営者に次のフェイズに移行してもらうために
ここはキッパリ断ることが
経営者にとってのベストなのです
資金調達「以外」でお手伝いできることがあれば
それはお引き受けすればいいのですね
事業の見直しを行うことで
経営改善が期待できます
経営コンサルティングを行いながら
融資を受けられる素地を
準備していくこともできますよ
無理だと判断した案件
いわゆる「難件」を
数件お断りしていて…
これで「融資に強い」なんて言っていいのか
少し不安を覚えていたんです
ただ、「融資に強い専門家」とは
こういうことだと私は考えているのです
●案件に合う金融機関の情報を入手する
●スムーズに借りられるようになるための
金融機関との関係構築のサポートができる
●スムーズに借りるための
資料作成のサポートができる
顧客の融資が通るよう
できる限りのお手伝いはもちろんですが
案件によっては
キッパリお断りすることも
顧客の最善のために必要ですよ
相談を受けた段階から無理だと判断しても、できるところまでサポートしたいという士業・コンサルタントも少なくないでしょう。
しかし無理な案件を強引に申請しても、経営者のプラスになりません。最終的に融資がおりず、書類作成・審査の手間や時間が無駄になる可能性が高いからです。
また専門家のサポートを得たにもかかわらず融資が謝絶された場合、こう考える経営者もいるでしょう。
さらにこう期待するかもしれません。
経営者をサポートする私たちが行うべきは、相談されたすべての融資案件を通すことではありません。その会社が成長するために今いちばん必要なことを、経営者と一緒に模索し、実現のためのお手伝いをすることです。
無理な案件のサポートを頼まれたらキッパリ断ることも、融資に強い士業・コンサルタントとして必要な姿勢だといえるでしょう。
そんな、「融資に強い専門家」に必要な姿勢についてのヒントが手に入るセミナーです。
※融資に関する質問などにもその場でお答えします
© 2019 株式会社ネクストフェイズ