- 2015-2-2
- 小冊子
- ネクストフェイズ編集部
やってみたら、できてしまった。
プロのデザイナーに頼まなくても、専門ソフトがなくても、Wordひとつで小冊子が作れます。
こんにちは、ネクストフェイズ編集部です(以下、「編集」)。
このたび弊社は、初めて小冊子を作りました。プロのデザイナーに頼まず、デザインソフトも使いませんでしたが(というか使えない…)、Wordだけでまったく問題ありませんでした。
デザインの勉強なんかしていない自分たちにできたんだから、士業・コンサルタントのみなさんも自分で小冊子が作れる! じゃ小冊子づくりの情報を共有したいなあ…と考え、今回の私たちの経験を5回連載でお送りすることにしました。もちろん「ココ、もっと効率化できるよ!」といったアドバイス、「自分はこんなふうに作っているよ!」という情報、大歓迎です。
【私たちのだいたいの手順】
●Wordの原稿を用意する ※今回はもともとあった原稿を使用
↓
●Wordでレイアウトする ※今回はWord2010を使用
↓
●そのWordデータを印刷会社のサイトから入稿する ※今回はグラフィック・ビズを利用
ご用とお急ぎの方は第1~3回の実践篇だけ読んでいただければ、ご自身の手でスムーズに小冊子が作れることでしょう。第4・5回はおまけ記事で、ちょっとゆるい雰囲気を楽しんでいただけたらうれしいです。
もくじ
第1回 【実践篇①】Word2010の設定
第2回 【実践篇②】表紙の挿入、テスト印刷、ホッチキス綴じ
第3回 【実践篇③】印刷会社のサイトで入稿手続き
第4回 【おまけ①】小冊子の自作をおすすめる3つの理由
第5回 【おまけ②】なぜ小冊子を作るんだろう
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第4回 【おまけ①】小冊子の自作をおすすめる3つの理由
今まで3本の記事を通して、Word2010で作る小冊子のレイアウトや入稿作業についてお知らせしてきました。いずれも「これくらいの作業なら自分でできそう」と考える士業・コンサルタントさんが増えたらいいなあと思いながら書いたものです。しかし一方、「そうはいっても面倒だよ」とお感じになった方も少なくないでしょう。
もちろんプロのデザイナーに頼む方法もアリです。ちょっとネットで調べたところ、よく見かけたのは、20ページ前後の小冊子100部=6桁の料金(フルカラー印刷費込み)、という価格帯。今回のネクストフェイズは300部=5桁で済みましたが、プロに頼めばデザインのクオリティは素晴らしいし(しかもカラー印刷ですし、きっといい紙を使っていると思うので、さらに見栄えが違うと思います!)、あなたは空いた時間を有効に使えます。「だったらプロに任せてしまおう」と考える方もおられるでしょう。
それでもネクストフェイズは、一度ぜひ、あなたの手で作ってみることをおすすめしたいと強く思いました。その理由は3つあります。
①ほんとうに…簡単だった
小冊子づくりの手順は、大きくまとめると2つしかありません。
1/Wordのままレイアウトを整える
2/そのWordデータを印刷会社に送る
Wordのレイアウト設定も、入稿設定も、そう難しいものではありません。きっと今回の記事(第1~3回)がお役に立てるでしょう。記事の通りに作れば、少なくとも今回ネクストフェイズが制作したのと同じ体裁のものができあがります。
②2冊目からもっと簡単になる
一度「型」を作ってしまえば、2冊目を出したいなあと思ったとき、もっとラクにレイアウトできます。すでにある「型」に新しいテキストを流し込めば、初回よりずっと「仕上がりに近い」時点からレイアウト作業を始めることができるからです。また入稿作業も、一度体験すれば次回からはぐっとスムーズに。あなたの「型」づくりも「入稿体験」も、近い将来きっと役に立つ「財産」になります。
③思い立ったらすぐ修正できる
今回レイアウトをいじったり入稿作業をする途中で、編集は原稿のあちこちに手を入れました。文章をわかりやすく変更したり、文字をちょっと入れ替えてみたり、誤植を直したり、レイアウトのズレを手直ししてみたり…。なんと入稿直前には、タイトルまで変えたのです。
東川 「それって、君が最初から完璧な原稿が作れんかったってことだけやん」
あ、社長、絶妙なタイミングでのツッコミありがとうございます。でも最初から完璧な原稿を作れる人って、案外多くないような気がするのです。あちこち触っているうちに、「こう変更したらもっと伝わりやすくなる、読みやすくなる」という点がだんだん見えてくるんですよね。
社長はどうですか。最初から完璧な原稿を作れるタイプですか。あれ、社長、しゃーちょー…。あ、外出してしまったようです。ちょっと追究してみたかったんですが残念です。
「自分で作ると、自分で修正できる」という話に戻りましょう。
たとえば一度作って配布した後、しばらくしてから「(法律や手続きなどの)一部が変更されたから、そこだけ修正して、“今年度版”を再配布したい」と思うこともあるでしょう。そのときも誰に頼むことなく、自分の手で気になる箇所を変更できます(こういうのは改訂版というのかな)。これ、とっても便利です。
実はこの「修正の気軽さ」が、ネクストフェイズが「自作の小冊子」をおすすめする、いちばんの理由であります。
今回あちこち変更するとき、編集はとてものびのびした気分でした。「変えようと思ったら、ここも変えられるんだ」「ここも」「ここも」「ここも自分で…」…と、あまりにも自由に変えすぎて失敗もありましたが(とくにテスト印刷の設定…)、「入稿直前まで原稿をブラッシュアップできる」のは大きなメリットです。どうせ作るならできるだけいいものを、できるだけアップデートしたものを提供したいものですよね。ギリギリまで推敲できるのは、正直、ありがたい!
チャレンジャーがあらわれた!
今回の制作経験を踏まえ、今、弊社の吉竹(社会保険労務士)は、近いうちに自分の小冊子を作る気満々になっているようです。
吉竹 「えー、それ今ここで発表するかなー」
すみません吉竹さん、書いてしまいました。でも作ったら、彼、きっとこのブログで報告してくれると思いますよ。何をテーマに作るのでしょうか。みなさん、乞うご期待!
吉竹 「やめてー。プレッシャーになるー」
…わかりました、もう言いません。みなさんも吉竹と会ったときは、彼の小冊子チャレンジには知らないふりをしておいてくださいね。
吉竹 「そんな腫れ物に触るような対応もいやー」
あ、あのう、では私たちはどんな態度で接すればいいんでしょうか吉竹さん。吉竹さーん。あ、外出してしまいました。…みんな忙しいんですね。
さて、吉竹チャレンジはおいといて、「自作にはメリットが数多くあること」、そして何より「小冊子づくりの作業ハードルが高くないこと」は、きっとご理解くださったんじゃないかなあと期待しています。
そう、小冊子づくりでいちばん骨が折れるのは、レイアウトでも入稿作業でもないのです。では何? 詳しくは次回、連載最終回です!
(第5回に続きます)
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もくじ
第1回 【実践篇①】Word2010の設定
第2回 【実践篇②】表紙の挿入、テスト印刷、ホッチキス綴じ
第3回 【実践篇③】印刷会社のサイトで入稿手続き
第4回 【おまけ①】小冊子の自作をおすすめる3つの理由
第5回 【おまけ②】なぜ小冊子を作るんだろう
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