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「事業の実権を誰が握っているのか」がポイントです。
こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
ネクストフェイズが運営する一般社団法人融資コンサルタント協会では、会員からのメールや電話、ご来訪・オンラインなどによる個別相談にのったり、活動報告をいただいたりしています。
先日ある行政書士の会員から、親族の過去が融資審査に与える影響について質問をいただきました。
現在25歳の大学院生で
融資実績を作るために
200万円の借り入れを希望なのですが
いくつか質問がございます
●従業員に父親がいる
●元は父親が、前身となる法人の代表者だったが10年前に破産
●その後、個人事業主として再起を計るも
昔の取引先に合わせる顔がないため、成人した息子を代表とする
●現在は父親の助けは借りず(手伝い程度)
息子さんの実力で事業は成り立っている
少し特殊なケースですね
そこで質問なのですが
現在は従業員であるお父様の過去は
融資審査に影響するでしょうか
というのも
過去の経緯から
「事業の実権は父親が握っている」
と金融機関が認識する可能性があるからです
なにかよい手立てはないでしょうか
面談時に息子さんの口から
これまでの経緯を含めたすべてを
正直にお伝えすることを
おすすめします
しかしそうすると
審査に不利になるのでは?
実際には
もう息子さんの実力だけで
事業は成り立っているんですよね?
臆することなく
正直にお話ししたほうが
金融機関も話を聞いてくれる
可能性はあります
下手に誤魔化し
後から色々と発覚するほうが
印象はよくありませんから
もうひとつお伺いしたいのですが
今のうちに
なにか備えておけることはないでしょうか
今の事業をたたんで
新たに法人として開業する
という手もあります
その場合
お父様は新設法人と無関係にしたほうが
いいですよね
今後の審査に
影響がでるかもしれないので
再度お客様とご相談いたします
専門家として多くの事業者をサポートしていくと、なかには複雑な事情をお持ちの方もいるでしょう。
金融機関もそういったお客様と関わることは少なくありません。だからこそ、会社の薄暗い過去を誤魔化そうとするのではなく、正直に伝えることで、話を聞いてもらえる可能性もあるのです。
もし前向きに話を聞いていただけなくとも、改善すべき課題が明確になるので、その課題解決に向けたサポートをすることも可能です。
金融機関と事業者の間をとりもつためにも、まずは専門家と事業者の関係構築も重要となります。事業者に信頼される関係を築くことができれば、その後のサポートにおいても様々な提案や対応ができるでしょう。
そんな、事業者や金融機関との関係構築についてのヒントが手に入るセミナーです。
※融資に関する質問などにもその場でお答えします
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