- 2015-3-5
- 感じたこと
- 商工会議所, 士業のビジネスモデル
こんにちは、ネクストフェイズのヒガシカワです。
先日、松阪商工会議所さんでセミナーをさせていただく機会がありました。テーマは事業承継。
当事者たる経営者だけではなく、士業の方々も数多くお越しでした。
経営者から、事業承継についてよく相談を受けるのだそうです。
士業さんたちはとくに、「事業承継のファーストステップは自社の棚卸し、その棚卸しのコツは…」
という話のときに激しくメモを取っておられました。
ところでセミナーからの帰り際、松阪商工会議所さんからお土産をいただきました。
商工会議所で立ち上げた「肉三昧プロジェクト」の商品です。
「松阪は牛だけじゃなく、豚も鶏も美味しい」を形にした、
「松阪肉三昧(しぐれ煮セット)です(ありがとうございました!)。
ギフトボックスには「松阪は牛肉だけじゃないんです 鶏肉も、豚肉もスゴいんです!」と大書され、
各しぐれ煮のパッケージにも、それぞれ違った「メッセージ」がガツンと書かれています。
写真を使ったり素材・調理法へのこだわり等を見せることで商品の美味しさを伝えるパッケージはよく見ますが、このギフトセットからは、「松阪ってこういうところなんだよ!」という地元愛メッセージが
ストレートに伝わっていきます。
●中華圏はもちろん、欧米方面からの観光客にも売れそう。たぶんバゲットにも合うと思うし、漢字表記もエキゾチックに見えるんじゃないかな
また、牛も、豚も、鶏も、それぞれのしぐれ煮のメーカーさんはみんな別です。地元を愛し、地元のみなさんと強くつながり、地元をまとめていくハブである、まさに商工会議所ならではの仕事だと思いました。
商工会議所の使命はいくつかありますが、なかにはこうして、商品という具体的な「モノ」を企画して広め、売っていくことも含まれるんですね。すでに行っているところも多いと思いますが、たとえば観光協会などと組織のボーダーを超えたタッグを組むと、おもしろく伝播力も高い企画が生まれそうです。うーん、商工会議所、エキサイティングな仕事だなあ…。
検索したら、この肉三昧プロジェクトの商品、Amazonでも買える! (肉味噌セットもあります) 「新商品を企画して作った後、それがエンドユーザーに届くまでの道筋」を整えるのも大切ですからね。
商工会議所×士業、「商工会議所で士業がセミナーを行う」だけじゃなく、もっといろいろ組めそうな気がしてきた…。また思いついたらこの場で発表します。