- 【オンライン】
- 2024年11月27日(水)・12月9日(月)・12月23日(月)・1月10日(金)・1月24日(金)
- 【東京】
- 2024年12月2日(月)・12月18日(水)・1月15日(水)・1月27日(月)
- 【大阪】
- 2024年11月28日(木)・12月5日(木)・1月8日(水)・1月23日(木)
いま稼ぎ頭の業務がいつまでも続くとは限りません。そろそろ次への準備を整える時期です。
こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
先日、ネクストフェイズが運営する一般社団法人融資コンサルタント協会の税理士会員から相談がありました。
既存客の単価アップがあったり
新規客の引き合いのきっかけになっていましたが
今後ニーズが鈍るのは明らかです
今までと違ったサービスとして
どんな業務が考えられますか
たしかに国は新型コロナウイルスの影響を最小限に留めるため、各種融資制度や助成金、補助金、給付金などの中小企業支援施策を打ち出してきました。
しかしコロナが5類に移行した今、同様の施策の縮小や撤廃、需要減も見込まれます。士業・コンサルタントとしては、コロナ下ならではのサービスから次の需要を見込んだ業務への移行を考える時期です。
これから中小・零細企業からのニーズが高まる業務を一覧にまとめました。以下、それぞれについて解説します。
お金の悩みを解決 | 人の悩みを解決 | 売上の悩みを解決 | |
コロナ下 – ポストコロナへの移行期 | ●各種補助金・給付金サポート ●コロナ借換保証制度サポート ●公庫融資借換特例制度サポート |
●雇用調整助成金サポート | ●ECコンサルティング |
定番 | ●融資サポート ・メインバンクとの関係強化 ・新しく貸してくれる銀行の開拓 |
●採用サポート | ●集客コンサルティング ●販促コンサルティング |
コロナ後の注目株 | ●リスケ&経営改善(事業再生)サポート ・経営改善書作成 ・経営改善サポート ●経営者保証解除サポート |
●退職防止サポート | ●リアル店舗の売上向上コンサルティング ●省力・効率化を目的としたIT化、MA等導入のDXコンサルティング |
中小企業経営者の3大悩みは「お金」「人」「売上」。
なかでも一番大きなウエイトを占める「お金の悩み」は「急ぐ」もの。多くの経営者が「今すぐ解決したい」と思っているため、自分から専門家を積極的に探します。それが補助金、助成金、給付金サポートの引き合いが多い理由です。
しかし今後そのような助成金や補助金、給付金等は、廃止または縮小される可能性が高いでしょう。士業・コンサルタントがこの業務のみに依存するのはリスクが高いといえます。
次の時代にニーズが高まる「お金の悩み」を解決できるサービスは、「融資サポート業務」でしょう。これは時代に左右されない、定番といえる業務。ぜひ注力したい業務のひとつです。
近ごろ中小企業の倒産・廃業が増えています。いちばんの原因は、「過剰な借入を行ったため返済できる目処が立たず、倒産・廃業をせざるを得なかった」です。
その次に多いのが、「人手不足を解消できないため、廃業や事業の縮小をせざるを得なくなった」。とくに飲食業・旅館業では、その傾向が顕著。この状況は今後、サービス業や製造業にも広がってきます。
そんな事業者の「人の悩み」を解決できる業務は、「採用サポート業務」や「退職防止業務」。採用サポートは社会保険労務士では定番ともいえる業務で、今までも手がけた人は多いでしょう。今後はそれに加え退職防止サポートを打ち出せば、より事業者から興味を持ってもらいやすくなるでしょう。
コロナの影響で売上が減少したまま、以前に戻らない事業者も少なくありません。売上が減少したままだと、利益も減少したまま。今後コロナ融資の返済が始まると、資金繰りが回らない事業者は確実に増えます。
これも「お金の悩み」に直結しますが、まず必要なのは「売上を増加させること」。しかし、売上を増加させる効果的な施策がわからない事業者は多いものです。
「売上の悩み」を解決できる業務としては、定番の「集客コンサルティング」「販促コンサルティング」。さらに今後は省力化・効率化が求められ、IT化やMA(自動マーケティング)導入などのDXをサポートするコンサルティングのニーズが高まるでしょう。
コロナ融資の返済が覚束ない事業者は全国に数多くいます。そのため国は「コロナ借換保証制度」「公庫融資借換特例制度」等の制度を創設し、コロナ融資の返済猶予期間を延ばせるようにしました。
が、要件にある「経営行動計画書の作成」や「金融機関の継続的な伴走支援」がかなわず、またそれらをサポートする専門家の助力も得られないまま、せっかくの制度を利用できない事業者が増えています。
借換ができないと、「リスケ」を行わなければ毎月の返済額を減額することができません。しかし金融機関からリスケを認めてもらうためには、「経営改善計画書」の提出が必要です。しかし自力で経営改善計画書を作成できる事業者はほとんどいないでしょう。
たとえ経営改善計画書を自力作成して一度はリスケに成功しても、内容を確実に遂行できなければ、1年後の見直し時期に再度のリスケは期待できません。ここまで来ると、廃業というシナリオが現実味を帯びてきます。
これらリスケの際に必要な「経営改善書作成サポート業務」と「経営改善サポート業務」も、今後需要が増える業務だといえるでしょう。いわゆる事業再生コンサルティングです。
最近は新聞や雑誌、ニュースなどで「経営者保証解除・免除」に関する報道をよく耳にします。それだけ「経営者保証解除・免除」の情報に接する事業者も増加。当然、自社の経営者保証解除の可能性を考えるでしょう。
経営者保証解除へのニーズはたいへん高いもの。しかし一朝一夕に実現できることではありません。段取りが必要なのです。
「既存融資の経営者保証を外す手伝いをしてほしい」「新規融資は確実に経営者保証免除で借りたい」。そんな経営者保証解除・免除サポートは、今後需要が高まる業務のひとつでしょう。
士業・コンサルタントがコロナバブル後に着手・注力したい業務を、もういちど下記でお知らせします。
時代に左右されない定番業務の比重を高めるもよし、今後の注目株に軸足を移すもよし。お持ちの資格やご自身の意向・特性に応じて、大いにお役立てください。
お金の悩みを解決 | 人の悩みを解決 | 売上の悩みを解決 | |
コロナ下 – ポストコロナへの移行期 | ●各種補助金・給付金サポート ●コロナ借換保証制度サポート ●公庫融資借換特例制度サポート |
●雇用調整助成金サポート | ●ECコンサルティング |
定番 | ●融資サポート ・メインバンクとの関係強化 ・新しく貸してくれる銀行の開拓 |
●採用サポート | ●集客コンサルティング ●販促コンサルティング |
コロナ後の注目株 | ●リスケ&経営改善(事業再生)サポート ・経営改善書作成 ・経営改善サポート ●経営者保証解除サポート |
●退職防止サポート | ●リアル店舗の売上向上コンサルティング ●省力・効率化を目的としたIT化、MA等導入のDXコンサルティング |
新しい業務への興味がわいたら、次は学ぶための「行動」が必要です。さまざまな方法を以下にまとめましたので、「時間」「費用」「タイミング」「手間」などを考慮して、今の自分に最適なルートで学んでください。
方法 | メリット | デメリット |
書籍 | ●安価・気軽 ●Amazon等で内容・評価など比較検討しやすい ●時間・場所を選ばない |
●不明点を解消しにくい |
動画 | ●安価・気軽 ●時間・場所を選ばない |
●検索で出てきたものが自分に合うかどうかわかりにくい ●玉石混淆 ●不明点を解消しにくい |
セミナー/集中講座 | ●不明点を解消しやすい ●業務全体を俯瞰しやすい ●受講後フォローが整っているものもあり |
●それなりの投資額 ●オンラインでなければ足を運ぶ必要 |
専門家に師事 | ●実践経験を積みやすい ●不明点を解消しやすい ●身につきやすい |
●相手を見つけて知り合うまでが長い ●相手の許可が必要 ●相手との相性の見極めが必要 ●時間・場所の制約あり |
事業者からのニーズがとくに高い「お金の悩み」を解決する士業・コンサルタントになるヒントが手に入ります。
※融資に関する質問などにもその場でお答えします
© 2019 株式会社ネクストフェイズ