- 2024-1-4
- 独立・開業
- 創業融資, 士業のキャリア, 士業のビジネスモデル, 日本政策金融公庫, 金融機関とのつきあい方
日本政策金融公庫の創業融資フォーマットを使った、税理士向けの創業計画書の見本を差し上げます。
こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
独立・開業が近い税理士に、創業融資を借りることを私はおすすめしています。税理士が創業融資を借りることで、多数のメリットを享受できるからです。
そのために必要な創業計画書(見本)を、無料でプレゼントします。自己資金額にもよりますが、300万円借りられる可能性のある創業計画書です。ご応募はこちらからどうぞ。
また、将来の独立開業を考えている税理士を想定した、「強み」づくりに役立つセミナーも行います。もちそん開業済みの税理士も大歓迎。詳細は以下の過去ブログをご覧ください。
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税理士が創業融資を借りることで享受するメリット
税理士が創業融資を借りることで享受するメリットは数々ありますが、代表的なものとして以下が挙げられるでしょう。
– 税理士が創業融資を借りることで得られるメリット –
● 積極的に投資ができるようになる
● 心に余裕ができる
● 金融機関とのパイプを作ることができる
● 創業融資の支援業務を行いやすくなる
● 経営者の心理に寄り添いやすくなる
メリット①積極的に投資ができるようになる
創業融資を借りなければ、自己資金のみで事務所経営を行わなければなりません。潤沢に自己資金を持っていれば問題はありませんが、そうでなければ独立・開業にあたってできるだけ資金を節約しようという意志が働くのが自然です。
しかしキャッシュポジションが低いと、どうしても投資を絞りがちになるんですよね。
とくに独立後は早めに新規顧問先を獲得したいものです。重要なのは、ただ待つのではなく、自分から何らかのアクションを起こすことですが、そこに「投資」ができるかどうかで結果に大きな差がつきます。
見込み客を引きつけるホームページ、印象に残りやすい名刺、また事務所案内やチラシなど印刷物を作るには、それなりの資金が必要。これら各種ツールは、自作ではなく、報酬を払ってプロに依頼したほうが、間違いなく集客効果が高いといえるでしょう。
投資を行えば、小さな資金で大きな成果が、早く得られます。事務所経営をなるべく早く安定軌道に乗せるために、ぜひキャッシュポジションを高めておきたいものです。
メリット②心に余裕ができる
私も経験しましたが、独立して間もない時期は顧問先を獲得できず、資金が出て行くばかり。通帳残高がどんどん減っていくのを毎月見続けるのは、本当に精神衛生上よくありません(実感)。
また心に余裕がなくなり、仕事を獲得するため行動がガツガツしがちになって、かえって仕事が取れない悪循環に陥ってしまいます。
しかしよく考えてみてください。
切羽詰まった感のある専門家に、経営者が相談を持ちかけたり、仕事を依頼したりするでしょうか。相談を受ける側の自分が心に余裕をもって面談することで、経営者も安心して仕事を依頼できるというものです。
キャッシュポジションが高ければ、多少残高が減っても、より長く粘ることができます。今回たとえ失注しても「次のチャンスがある」と心に余裕をもったまま、新しい見込み先に接することができるでしょう。
メリット③銀行とのパイプを作ることができる
創業融資を借りることで、日本政策金融公庫や民間金融機関の担当者との接点ができます。融資をしてもらう過程で何度も会うことになるため、上手におつきあいすれば担当者と仲良くなることができます。
税理士が金融機関の担当者と懇意になれば、以下のような多くのメリットを手にすることができるでしょう。
– 税理士が銀行と懇意になることで得られるメリット –
●顧問先の融資相談、打診ができる
●顧問先の融資を有利に導くことができる(金利、期間等の融資条件など)
●顧問先に金融機関を紹介することができる
●金融機関の取引先、また取引先が抱えている案件を紹介してもらえる など
そんな金融機関とのパイプを無理なくスムーズに作る方法が、「自分が創業融資を借りる」ことです。
メリット④創業融資の支援業務を行いやすくなる
税理士にとって「創業融資支援」は、顧問先を獲得するための有効な手段です。
創業者の多くは顧問税理士を持っていません。起業と同時に顧問税理士と契約するのではなく、事業を運営してある程度の期間が経ったタイミングで、顧問税理士を探し始めるものです。
その前の時点、つまり事業をスタートする「前」に「創業融資」を希望する創業者は多いもの。ここで創業融資を借りるお手伝いをすれば、その流れで顧問契約につながることが少なくありません。
自分が創業融資を借りる経験をすれば、創業者の創業融資の支援業務も行いやすくなりますよね。自分ごととして経験すれば、行うアドバイスもより具体的になり、経営者からの信頼が増すでしょう。
また、ひとつの事業者をめぐって先輩税理士とバッティングしにくいのも、創業融資サポート→顧問先化のメリットです。
メリット⑤経営者の心理に寄り添いやすくなる
このようなことを言っていますが、実は私は独立当初、創業融資を借りませんでした。借りても返せる自信がなかったことと、もともと貸す側だったので(元・金融機関勤務)融資について熟知している自負があり、わざわざ「体験のために」借りなくてもいいと考えていたからです。
しかしあるとき、先輩のコンサルタントから言われた「融資を借りた経験がないコンサルタントに、融資サポートの依頼をする経営者なんかいないよ」との言葉に納得し、独立から数年経っていよいよ借りることにしました。
そこで知ったのは、「貸す側」と「借りる側」の、融資に対する考え方。
まず「貸す側」の姿勢を「借りる側」から見たとき、金融機関の担当者の態度(言葉の選び方、融資姿勢など)が大いに気になりました。「なんだか親身じゃないなあ」といった「距離感」の遠さのようなものでしょうか。もちろん実際にそんなことはなかったのでしょうが、「借りる側」の心理状態では、そのように見えたのです。
また「借りる側」たる経営者の融資に対する真摯な感情を、私も体感することができました。
具体的には、謝絶されると資金繰りをイチから考え直さないといけないばかりか、事業を否定されたような気持ちまで生まれそうで(想像するだけで胸が痛む)、知識を総動員・頭をフル回転して、何が何でも可決を目指すのです。
この体感を融資サポートの際に経営者に伝えると、「そうなんです、融資って申請そのものがもう怖いですよね、銀行さんからジャッジされるような気がして」と互いに共感しあい、成約率が上がり始めました。「仲間感」のようなものと言えるかもしれません。
自分がサポートする相手(経営者)の気持ちを知るのが大切なのは、言うまでもありません。税理士として創業融資を借りることで、融資を求める経営者の気持ちを我がことのように感じられ、サポートにもいっそう熱が入るでしょう。
税理士が創業融資を借りる参考になる創業計画書を無料プレゼントします
日本政策金融公庫の創業融資フォーマットを使って、税理士向けの創業計画書の見本を作成しました。
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自己資金額にもよりますが、300万円借りられる可能性のある創業計画書です。
独立・開業を間近に控えている税理士は、ぜひこの創業計画書を参考にして、創業融資による資金調達を成功させてください。
また、将来的に独立・開業を考えている税理士は、そのときのビジネスモデルを確立する参考にしていただければ、作った私もうれしいです。
ご希望の税理士は、こちらのフォームよりお申し込みください。もちろん、税理士以外の士業・コンサルタントもお申し込み可能です。
独立・開業を考えている税理士にとって、「融資サポートができる」スキルは顧問先の獲得に役立つ強力な武器となります。
融資支援をきっかけに自分の力量はもちろん、人柄まで知ってもらうことができるため、その融資が成功すれば、無理のない流れで顧問契約を得やすくなるからです。
このたび「独立・開業を考えている税理士」に特化したセミナーを開催します。オンライン・大阪・大阪、それぞれ1回のみの開催です。この機会をどうぞお見逃しなく。
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