- 2015-10-16
- 融資サポート
- 金融機関とのつきあい方
今年6月に出版した、
【お客は銀行からもらえ!】
を読まれた、士業の方々から、
「銀行に営業をかけました。」
という報告を聞くことが多くなりました。
ありがたいことです。
その報告の中で、少し気になることがありましたので、ここで、
「金融機関に営業を行う際の注意点」
について、お伝えさせていただきます。
まず、気になったことの一番は、
「一回目の挨拶に行ったときに、話をしすぎている」
ということでした。
最初に訪問したときには、「挨拶のみ」ぐらいの気持ちでいてください。
「せっかく面談できたのだから、できる限り、自分の情報を伝えたい」
という気持ちになるのはわからないでもありませんが、そうすることが逆効果になります。
最初の訪問ということは、その金融機関の方との人間関係は当然ながら出来ていません。
基本的に、金融機関の人たちは忙しくしています。
初対面の方に対し、割ける時間はとても少ないと思ってください。
人間関係が出来た後であれば、時間をかけて話をしてくれますが、そんな関係ができていない間は、
「自分の仕事を邪魔する人」
と言う風に見られます。
初対面の人間、それも、営業として来た人間に対しては、基本的に、
否定的な見方で応対されるものぐらいで思っていてください。
長いこと話をすれば、話している相手に対して、
「好き」「嫌い」
の感情が、どうしても発生します。
人間関係が構築できていない状態で、長いこと話をしてしまうと、感情の針は、どうしても
「嫌い」
の方に触れがちです。
しかし、挨拶程度の面談となると、
「好き」「嫌い」
という感情が発生する前に、目の前から消える事ができます。
大事なのは、相手に、顔と名前、資格、事務所名を知ってもらうこと。
それ以上の情報を伝える必要はありません。
最初に知ってもらうことができれば、後は、短期間のうちに、何度も顔を見せることで、
「ザイアンス効果」を発揮させることができます。
【サイアンス効果とは】
https://www.npc.bz/relation/20151015
まず、顔と名前を覚えてもらってから、自分についての詳しい情報を伝える。
それをする前に、自分をアピールしても逆効果です。
顔と名前を覚えてもらってから、自分を売り込むようにしてください。
でないと、居留守を使われ続けるようになりますよ。
銀行に対して、上手な営業を行うことが出来れば、銀行からお客を紹介してもらえる関係を作ることができます。
しかし、そういった営業方法はどうやればいいか、わからない方達がほとんどでしょう。
そういった銀行への営業方法のヒントが手に入ります。
●「融資に強い税理士になる方法」セミナー
https://www.npc.bz/fstc/
(東京) 10月26日(月)、28日(水)、29日(木)
(大阪) 11月18日(水)、20日(金)
●「融資に強いFP・士業になる方法」セミナー
https://www.npc.bz/fp-shigyou/
(東京) 11月13日(金)、16日(月)
(大阪) 11月3日(火)、12日(金)