最近、著作権表示について質問をうけました。
ネクストフェイズ スタッフで弁理士の山本です。
弁理士は、特許、実用新案、意匠、商標といった産業財産権の他に
著作権も業務範囲に属しています。
そんなわけで、著作権についても質問をうけることがあります。
質問を受けた著作権表示とは、「Copyright 2013 ネクストフェイズ」のような
ホームページやパワーポイントの資料に記載されている表示です。
この著作権表示は
・「Copyright」は、著作物であること
・「2013」は著作物の発行年(サイトの場合はサイトの公開日)
・「ネクストフェイズ」は著作者
をそれぞれ表します。
ここまではフムフムなるほど。といった感じですが、
この表示、日本ではあまり意味がないってご存じですか?
昔のアメリカなどは著作権の生じる条件として
著作権表示が必要でしたが、時代は流れ、
現在は日本を含めほとんどの国で著作権表示がなくても著作権は生じます。
すなわち、著作権表示しなくても
ホームページやパワーポイントの資料を作成した時点で著作権は生じていて、
著作権の表示をしなくても、誰かが自分のホームページを真似してホームページを作ったら、
著作権侵害で訴えることが可能になるわけです。
(この部分、表現として正確ではない部分もありますが、
説明を簡単にするためですので、ご了承ください)。
では、なぜ世の人々は著作権表示をするのでしょうか?
おそらく、慣習になっているからだと思います。
または、著作権表示があると権利についても意識している感じが出て、
ちょっとかっこいいからだと思います。
(著作権の発生時を示す意味もあるかもしれませんが、実質的な意味を持つことは少ないです。)
というわけで、著作権表示の意味は?との質問に対しては、
ほとんど意味はなく、なんとなく表記している、という回答になりました。
さて、今回の少しいい加減な話の展開からお気づきかもしれませんが、
実は、私は著作権について一応の知識はありますが、実務経験があまりありません。
しかし、専門家として著作権などについても質問を受ければ一生懸命調べます。
必要なことを積極的に学ぶ姿勢は専門家に必要な資質だと思っています。
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