- 2016-6-10
- 融資サポート
- 士業のビジネスモデル
【融資に強い専門家】になるためには、ある程度の時間と手間がかかります。
こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
商工会議所や中小企業支援センターで、中小企業の経営者からの相談に答えるという仕事を
いただくことが、たびたびあります。
経営者からの相談で、一番多いのが、「資金繰り」に関すること。
次が、「売上」「利益」に関することです。
「資金繰り」に関する相談でも、多岐に渡っていて、その中でも多い相談が、
「どうすれば、金融機関からの融資をひきだすことができるのか」
ということです。
こういった、融資に関する相談は、一度で済むことはほとんどありません。
2度、3度の相談を経て、相手が望む結果を出せるアドバイスができます。
それだけ、相談者との接触回数が増えます。
その結果、相談者との心理的な距離が近くなり、その後、案件につながったり、
顧問先になってくれたりということも少なくありません。
しかし、融資に関する相談に答えるのは、簡単にできません。
専門的な知識が必要となるからです。
【融資に強い専門家】になるためには、何をしておけばいいのでしょうか?
【融資に強い専門家】になるために、しておくべきことは3つ。
1つは、「金融機関に関する知識を身につけること」。
金融機関の考え方や、しくみを知らなければ、その経営者が借りやすい環境を整えることができません。
借りやすい環境を整えることができれば、赤字決算や債務超過といった、経営的に不利な状態でも、
借りることができるのです。
「金融機関に関する知識」を身につけるには、書店に行ってください。
「金融機関とのつきあい方」に関する本は結構出版されています。
その中の何冊かを読めば、ある程度、金融機関に関する知識を身につけることができます。
ただし、ここで気をつけなければいけないのが、本の選び方。
「金融機関とのつきあい方」でも、対象としている金融機関が多少違います。
都市銀行や大手地方銀行とのつきあい方を書いている本もあれば、地域密着型金融機関との
つきあい方を書いている本もあります。
ご自分のクライアントの規模によって、つきあう金融機関も違ってきますので、
クライアントの規模にあった金融機関とのつきあい方の本を選んでください。
2つめは、「経験を積むこと」。
いくら知識があったとしても、実際の現場の状況は、本に載っていることと微妙に違っていたりします。
また、本に載っていないようなことも、現場では結構起こったりします。
こういう経験を積むことによって、経営者からの相談に対して、効果的な答えをすることが
できるようになります。
経験を積むためには、とにかく、数をこなすこと。
最初は失敗が続くかもしれませんが、そこでめげていては、経験は身につきません。
失敗を恐れず、できるだけ多く、融資のお手伝いをしてください。
基本的な知識があれば、たいていのことは対処できると思います。
【融資に強い専門家】になるための3つめは、「アドバイスしてくれるメンターを見つけること」。
本を読んで「金融機関とのつきあい方」の基礎知識を身につけ、現場に出たときに、
本に載っていないことや、今まで経験したことにぶち当たることも結構あります。
そんなとき、経験したことがないため、どうすればいいかわからずフリーズしてしまうと、
相談した経営者に迷惑をかけることになります。
そんな状況に対処するためには、自分より経験のある専門家に助けを求めます。
経験豊富な専門家であれば、【融資に強い専門家】初心者がうろたえるようなことでも、
対処法を知っています。
大事なことは、相談者に迷惑をかけないということなので、そういった場合は、
すぐに経験豊富な専門家に相談してください。
たいていの場合は、アドバイスをしてくれますし、難しい案件の場合は、恥を忍んで、
案件を任せることも大事です。
その案件の解決方法を間近で見せてもらうことで、自分の経験値も上げることができます。
【融資に強い専門家】になるためにしておくべき3つのことを行い、融資に強いノウハウを
手に入れるためには、ある程度の手間と時間がかかります。
そんな【融資に強い専門家】になるための手間と時間を省くヒントが手に入ります。
●「融資に強いFP・士業になる方法」セミナー
https://www.npc.bz/fp-shigyou/
(東京) 6月22日(水)、23日(木)、24日(金)、7月5日(火)、6日(水)
(大阪) 6月14日(火)、15日(水)、28日(火)、29日(水)、7月9日(土)
※7月後半以降も日程あり。詳しくはサイトをご参照ください。