今月の18日、【商工会議所に呼ばれる講師オーディション】の本選が開催されました。
ネクストフェイズ スタッフで弁理士の山本です。
【商工会議所に呼ばれる講師オーディション】は今回で第9回目となります。
本選では、実演審査(予選)をパスしたオーディション本選の出場者9名が、株式会社システムブレーン(日本最大級のセミナーエージェント会社)の岡田社長、株式会社日経コンサルタント(商工会議所に講師を多数派遣するセミナーエージェント)の小林社長の前で、10分間のセミナープレゼンテーションを行いました。
両社長の眼に止まれば講師の仕事に直結するこのオーディション、本選会場は、出場者のそばにいるだけで伝わってくるほどの緊張感に包まれていました。
仕事直結型のオーディションですので、予選から出場者のみなさんは発表内容を当然に、自身の最も得意とする分野で練りに練られており、本選の各出場者に至っては、さすがに実演審査をパスしただけあって、事前資料からプレゼンの面白さは十分予想でき、プレゼンテーション時間は10分間でしたが、各人のプレゼンを2時間くらい聞いてみたい内容ばかりでした。
いよいよ発表が始まり、予想通り全てプレゼンがとても面白く、10分という時間で面白い部分をよく抽出しているなと思いました。本当にセミナーをするなら、この10分のプレゼンは予告動画として、集客にも使えると思いました。
本選出場の9名のプレゼンを聞いてみて、予選を通過しているだけあって、全員ある一定以上のレベルは超えており、セミナー講師をしたいという思いをとても感じました。しかし、そんな9人のプレゼンでも、やはり伝わりやすいプレゼンと、伝わりにくいプレゼンがあるという印象を受けました。
私は、オーディションの主催者側としてプレゼンを聞いたので、聞く意識は高く、積極的にコンテンツの内容を理解しようとしますが、実際商工会議所等でセミナーを聞く人は、聞く意識の高い人も低い人もいると思われます。
セミナーの目的は、聴講者に喜んでもらうことですが、自主セミナーでない限り、その前提としてセミナー主催者に喜んでもらえなければなりません。そのためには、意識の高い低いにかかわらず、「情報がしっかり伝わった」と多くの(できれば全ての)聴講者に思ってもらわなければなりません。そうでなければ、セミナーに呼ばれる講師にはなれないのだろうと感じました。
そういう意味で言うと、本オーディションのタイトルである【商工会議所に呼ばれる講師】に要求される「伝える」というレベルは、とても高いレベルだと気づきました。その観点でみると、各出場者は、緊張や治りにくい癖などの理由はあれども、コンテンツの良いのは前提で、その上で伝える技術に秀でていないと、商工会議所に呼ばれる講師にはなれないのだなと感じました。
各プレゼンの後には、岡田社長、小林社長のコメントがあり、各出場者は講師の仕事を取るために有意義なアドバイスがあり、講師を派遣する側からのアドバイスですので講師の仕事を取るために必要な情報ばかりで、横から聞いていてもためになるものばかりでした。
また、オーディション終了後の懇親会では、岡田社長、小林社長から直接お話を聞いたり、相互に情報を交換したりしながら、楽しくおいしいお酒をいただきました。
自分もクライアント向けに社内セミナーをすることがありますが、どんなによいコンテンツを持っていても多くの人に伝わらなければ意味がないということを今回のオーディションで感じました。
伝える技術を学ぶには、実績のある他のセミナーを研究するのも意味があるかもしれません。
このセミナーも研究対象にお勧めです。
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