- 2017-2-13
- 語録・記録
- ひとこと, 中小企業経営力強化資金, 新事業活動促進資金, 日本政策金融公庫
ネクストフェイズが運営する融資コンサルタント協会では、会員さんからのメールや電話などによる個別相談を受け付けたり、ご報告をいただいたりしています。先日、ある士業さんから、日本政策金融公庫の融資制度についてご質問をいただきました。
1/まず「経営革新計画」「経営力向上計画」の認定をとる
2/次に「経営力強化資金」として申し込む
3/ほかに申請できる補助金を検討する」
東 川 「計画的でいいですね。それに、経営力強化資金はおすすめですよ。代表取締役の保証が要りませんし」
質問者 「しかし公庫さんから、こんなことを言われたんですよ。
1/経営革新計画の認定を受けると、経営力強化資金ではなく、新事業活動促進資金が紐付いている
2/どの制度資金を利用するかは公庫が決めるので、それは気にしなくても良い
ということで私としては、どの制度資金を適用されるかあまり気にせず、粛々と準備を進めればいいのかなと思っているんですが、それでいいでしょうか」
東 川「ちょっと注意してほしい点がありますよ」
質問者 「注意?」
こんにちは、ネクストフェイズ編集(以下、編集)です。日本政策金融公庫の制度融資にはいろんな種類があって、自分が「これに申し込もう」と思っても、条件によってはそうはいかないケースがあるんですね。
質問者 「代取の保証…」
東 川 「そうです。経営力強化資金と比べれば、新事業活動促進資金の金利は安いでしょう。でも、もし新事業活動促進資金に代取保証が必要でしたら、代取保証の要らない経営力強化資金で進めていくべきでしょうね」
※ちなみに……:
●新事業活動促進資金、基本的には代取保証は必要です。
●経営革新計画の認定を受けたうえで、それに紐付いている新事業活動促進資金ではなく、経営力強化資金に申し込むことは可能です。ネクストフェイズはそれで借り入れた経験があります。
…さて、このご質問のあと、日本政策金融公庫のサイトを見に行ったら…ものすごい数の融資制度で編集はびっくり!
こんななかから「お客さまの会社の状況にぴったりなのは…」「なるべく金利は安く…」「でも代取保証はできれば避けたいし…」「今が旬のおすすめは」…なんて、ひとつひとつ内容を精査していくのは大変。でも、もしあなたが融資に強くなれば、お客さまにスムーズにアドバイスできるようになりますよ。
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