- 2017-3-17
- 融資サポート
- 金融機関とのつきあい方
こちらが気をつけていない、細かいところまで結構見ています。
こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
いろいろな資料を企業側から金融機関に提出することで、融資をしてもらいやすくなるというのは、
再三、お伝えしました。
しかし、情報収集は資料だけで行うものではありません。
新規での融資取引を行う場合、支店長もしくは渉外担当役席(渉外担当の責任者)は、
必ず、現場を見に来ます。
もらった資料の内容がよくても、現場を見ると大違い、ということはよくあるので、
金融機関は現場に出向いて、提出資料と実態との整合性を確認します。
企業側には、現場を見てもらうことで、融資を含めた多彩な提案を引き出しやすくなる
メリットが挙げられます。
金融機関職員は、会社や店舗、工場を訪問した際、以下のような点を注視しています。
(1)オフィス
社内は整理整頓されているか
応接室にある賞状やトロフィーは、業務に関係するものなのか(強みにつながる)
オフィスに活気はあるか
訪問時、従業員はあいさつをするか
従業員の服装
従業員の構成
従業員と経営者との風通しは良いか
(2)工場
立地(なぜ、そこに工場があるのか)
生産工程や生産ライン
機械の稼働率
どれぐらいの人数が働いているか
清掃は行き届いているか
原料・在庫・完成品の整理整頓はされているか
(3)店舗(小売店)
立地
周辺の状況人や車の流れ
競合店舗
看板等外観
店舗の広さ
陳列されている商品
来店客
店員の人数
接客態度在庫管理の状況
(4)店舗(飲食店)
立地
周辺の状況人や車の流れ
競合店舗
内装のイメージ
店内レイアウト(席数含む)
メニュー
顧客の滞在時間
清潔度
(5)ホームページ
ホームページは現場に行かなくても見るができますが、担当者は、ホームページから多くの情報を
手に入れようとします。
更新が滞っているホームページは、「情報発信」や「販売促進」に消極的に見られますので、
可能な限り、ホームページも頻繁に更新することをお勧めします。
会社概要
経営理念
製品・サービスについて
採用ページ
近況(更新要)
金融機関の人間の考え方を知ることができれば、こちらの伝えたい情報を
伝えることができるようになります。
融資を円滑にしてもらおうと思えば、金融機関に対して情報をいかに伝えるかが、とても重要になります。
そんな金融機関に伝えるべき情報についてのヒントが手に入ります。
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