- 2017-5-10
- 士業インタビュー
- インタビュー, 行政書士, 金融機関とのつきあい方
東京都葛飾区に事務所を構える行政書士、富井禎文(とみい・よしふみ)さん(54歳)。
20年以上も勤務した資産家向け相続対策専門コンサルティング会社を辞め、
2013年、50歳のとき、行政書士資格の取得後すぐに独立開業しました。
長年の経験を活かした不動産関連を中心とする業務には、
金融機関との連携が必須だと、独立当初から考えておられたそうです。
そこから「士業と金融機関の連携」を推進するネクストフェイズとご縁が生まれ、
今回のインタビューにつながりました。
実際に金融機関から顧客の紹介を受けている富井さんから、
毎月実践しておられる金融機関への訪問の詳細、リアルな集客方法、
行政書士ならではの事情を踏まえた若手のみなさんへのアドバイスなどをお聞きし、
いつものように5回連載でお届けします。
聞き手はネクストフェイズ編集部ですが、
今回も取材に同席していたネクストフェイズ代表・東川がときどき発言しています。
富井禎文行政書士インタビュー <全5回>
「行政書士×金融機関、仲よくなるコツは?」
【もくじ】
第1回 銀行訪問は月に1日、9店舗まとめて
第2回 士業との連携を求め始めた金融機関
第3回 金融機関訪問を継続させるポイント
第4回 集客はWebじゃなく、リアルで
第5回 行政書士よ、事務所を出よう
【第3回】金融機関訪問を継続させるポイント
東川 継続といえば、ある士業さんから、こないだ銀行訪問についてこんな相談を受けたんです。
富井 どんな内容ですか。
―― とにかく数を多く、そして継続することだと。
東川 継続している間は、継続のパワーが出ますもんね。
―― しかも銀行訪問は毎月第2週か、第3週か、その期間だけですよね。
―― 何日も費やすわけじゃないですし。
―― 火、水、木曜がおすすめ?
富井 あと、10日と15日を外せば。
●「私の仕事例ですか? たとえば葛飾区のご高齢の方。配偶者から相続した他県の家屋を売却したいと思っても、
自分で現地の不動産屋さんに頼めます? たとえ頼めても、どこまで親身に対応して、売る努力をしてくれるか…。
でも私は自分の知識や経験を総動員して、最良の答えを出す。机上の理論だけではなくて、実現する、結果を出す。
そこが、この仕事の魅力です。はい、好きな仕事です(富井)」
すぐに結果を求めない
―― 最初は「行政書士って何する人?」という説明から始め、毎月、1回も休まずに通って。
自分をサボらせない工夫
―― そういえば富井さんは、東川に毎回、銀行訪問のご報告をくださるとか…。
―― 「あれ、今月は富井さんからご報告がないなあ」って(笑)。
―― 実直で律儀な方だと思っていたら、まさかそんな理由だったとは(笑)。
―― そこで、こうして人と会う、リアルな営業をなさっていると。
―― えっ、富井さん、広告を出しておられるんですか?
(第4回につづきます)
富井禎文行政書士インタビュー <全5回>
「行政書士×金融機関、仲よくなるコツは?」
【もくじ】
第1回 銀行訪問は月に1日、9店舗まとめて
第2回 士業との連携を求め始めた金融機関
第3回 金融機関訪問を継続させるポイント
第4回 集客はWebじゃなく、リアルで
第5回 行政書士よ、事務所を出よう