- 2017-5-12
- 士業インタビュー
- インタビュー, 行政書士, 金融機関とのつきあい方
東京都葛飾区に事務所を構える行政書士、富井禎文(とみい・よしふみ)さん(54歳)。
20年以上も勤務した資産家向け相続対策専門コンサルティング会社を辞め、
2013年、50歳のとき、行政書士資格の取得後すぐに独立開業しました。
長年の経験を活かした不動産関連を中心とする業務には、
金融機関との連携が必須だと、独立当初から考えておられたそうです。
そこから「士業と金融機関の連携」を推進するネクストフェイズとご縁が生まれ、
今回のインタビューにつながりました。
実際に金融機関から顧客の紹介を受けている富井さんから、
毎月実践しておられる金融機関への訪問の詳細、リアルな集客方法、
行政書士ならではの事情を踏まえた若手のみなさんへのアドバイスなどをお聞きし、
いつものように5回連載でお届けします。
聞き手はネクストフェイズ編集部ですが、
今回も取材に同席していたネクストフェイズ代表・東川がときどき発言しています。
富井禎文行政書士インタビュー <全5回>
「行政書士×金融機関、仲よくなるコツは?」
【もくじ】
第1回 銀行訪問は月に1日、9店舗まとめて
第2回 士業との連携を求め始めた金融機関
第3回 金融機関訪問を継続させるポイント
第4回 集客はWebじゃなく、リアルで
第5回 行政書士よ、事務所を出よう
【第5回】行政書士よ、事務所を出よう
東川 そうですね。←激しくうなずく
―― ぐるぐる回る?
ギュッと短時間で考え、決めたらすぐ行動
東川 締め切りを作らないと。
富井 そう。やるのか、やらないのか決めないと。
―― で、決めたらやる。
●富井さんのお洒落なビジネストートに惹かれて思わず撮影。
富井「銀行訪問時も、このバッグですよ。資料が多いので、軽いのが便利でいいですね。
いえいえ、高価なブランドものとかじゃないですって。ナイロン製です。Amazonでポチッと」。
行政書士よ、事務所を出よう
東川 あと、行政書士は修行の場が少ない、という事情もある。
富井 そうです、行政書士には、修行する場所がない。
東川 で、お客さんが来てないとき何してるかっていうたら、勉強しはるねん。
富井 あとは一生懸命、自分のホームページをカチカチと作ってるとか。
富井 傷つかないので…。
―― じゃ、リアル営業の場合は?
セミナーに行っただけで満足してはいけない
東川 おっしゃるとおり。私も元を取ってほしいと思いながら講義しています。
―― ああ…。
富井 私もそういう経験が過去にあったから、こういうことを思ってるわけなんだけれども。
―― 富井さんにもそんな過去が?
―― そういえば富井さん、ネクストフェイズで勉強なさる前に、3つの目標を立てたとか。
富井 はい、ひとつは受講料を回収すること。これは達成しました。
東川 よかったです(安堵)。
富井 ふたつめは、ネクストフェイズの士業インタビューに出ること。
―― そうだったんですか!(驚)
富井 みっつめは、東川さんから顧客の紹介をしてもらうことです。
東川 そ、それは…(焦る)。
富井 いえいえ、実は先日ご紹介いただいたんですが、地域があわなくて(笑)。
東川 すみません、次はぜひ!(笑)
富井 お待ちしております!
(おわります)
●業界のこと、ご自身のことなどを冷静に観察しながらも、
ずっと続けてきた不動産の仕事が好きだと、まっすぐに、そして熱く語る表情が凜としておられました。
ありがとうございました!
富井禎文行政書士インタビュー <全5回>
「行政書士×金融機関、仲よくなるコツは?」
【もくじ】
第1回 銀行訪問は月に1日、9店舗まとめて
第2回 士業との連携を求め始めた金融機関
第3回 金融機関訪問を継続させるポイント
第4回 集客はWebじゃなく、リアルで
第5回 行政書士よ、事務所を出よう