- 【オンライン】
- 2024年11月27日(水)・12月9日(月)・12月23日(月)・1月10日(金)・1月24日(金)
- 【東京】
- 2024年12月2日(月)・12月18日(水)・1月15日(水)・1月27日(月)
- 【大阪】
- 2024年11月28日(木)・12月5日(木)・1月8日(水)・1月23日(木)
知らない専門家に補助金の相談なんてしにくいですよね。だからこそ、専門家側からの積極的な自己開示が有効です。
こんにちは。株式会社ネクストフェイズのキドです。
このシリーズでは、販促担当のキドが、一般社団法人融資コンサルタント協会の会員様のサイトを訪問し、良いと思ったところをみなさまに共有させていただきます。
是非、今後のHP制作にあたり、ご参考にしてみてください。
今回ご紹介させていただくのは会員の西村佳隆さん、対象のページはこちらです。
株式会社ビジネスリノベーション様
今回ご紹介のページは、今までと大きく違うポイントがあります。
それは、「ホームページ(HP)」ではなく、「ランディングページ(LP)」であることです。
HPとLPの違いですが、以下のように、その目的に大きな違いがあります。
●LP:自社の提供する商品・サービスに「申し込んでいただく」ことが目的
今回、一般的なLPにはあまり見られない工夫がございましたので、そちらを中心にご紹介させていただきます。
通常、LPの構成要素は「サービスや商品の概要説明」、「メリットの提示」などが多くを占めるのですが、株式会社ビジネスリノベーション様の場合、「会社紹介」も目立つように、詳しく掲載されております。
●株式会社ビジネスリノベーションサイトより
一概には言えませんが、こういった会社紹介は、LPによっては丸々省かれることもあります。
ではなぜ、HPだけでなくLPでも会社紹介を行うのか。
私の考えでは、これからサポートする事業者に対して、少しでも「安心」してもらうためなのではないかと感じました。
補助金サポート業務の依頼にあたり、資料作成のため、事業者の「自己開示」が必要となりますが、信頼感の生まれていない専門家に対して、いきなり身の内をさらけ出すのは抵抗があると思うのです。
そこで、少しでも信頼感をもっていただくためにも、まずは提供する「専門家側の自己開示」を行うことで、どんな会社か理解してもらい、事業者に安心してもらうことが重要です。
こうした気持ちの寄り添いにより、事業者の前向きな協力が望めるのではないでしょうか。
事業者目線でLPを拝見していると、パワーワードともいえるほど魅力を感じるキーワードがいくつかございました。
なかでも、私が特に魅力的に思ったのは、「ほぼ丸投げ」というキーワードです。
このキーワードはLPのトップバナーだけでなく、ページ中腹、ページ下部の計3ヶ所に記載されており、事業者にも特に見てほしいキーワードなのだと感じました。
●株式会社ビジネスリノベーションサイトより
依頼には前向きでも、その後の手続きなどを想像するとなかなか行動に移せない方は少なくありません。日々忙殺されている事業者にとっては尚更です。
そんななか、この「ほぼ丸投げ」という言葉がどれだけ安心できることか。
このキーワードだけでも、魅力を感じる事業者は少なくないと思います。
「事業再構築補助金・ものづくり補助金獲得の4つのポイント」を見ていると、実にわかりやすくポイントを解説いただいています。
こうした解説を経たうえで、読者側に「ご自身で申請なさることも可能」というふうに選択肢を与えております。
●株式会社ビジネスリノベーションサイトより
必ずしも、依頼しなければいけないというわけでなく、あくまで、「ご自身の判断」となるよう、決して強制はしていないのです。
自社のサービスをアピールするLPだからこそ、こうした「一歩引いたアピール」が、先で述べたような信頼感や安心感につながるのではないでしょうか。
全体をとおして私が感じたことは、「どこから読んでも興味付けされる」ということです。
基本、LPは上から順に読んでいただくことを想定して作成しますが、読み手が必ずしもそのとおり見てくださるとは限りません。全体を俯瞰して、ざっくり理解する方もいるでしょうし、部分的にしかご覧になられない方もいらっしゃるでしょう。
しかし、株式会社ビジネスリノベーション様のLPは、どの部分から読んでも読者が興味をもつように、推したいポイントを複数回アピールしたり、依頼までいかずとも、読者に有益となるポイントを掲載したりと、とにかく興味をもっていただくための工夫がちりばめられています。
これにより、部分的にしか読んでいない人に対しても、メリットは伝わりやすくなりますし、最初から順に読んでいる人にも、繰り返し伝えることで、その理解度を増していただく効果があるのではないでしょうか。
専門家の強みが様々あるように、HPやLPもその形は様々です。
作成にあたりセオリーに則ることはもちろん重要ですが、その中にも「読者への配慮」や「独自性」を入れることで、記憶に残るLPになるのではないかと思います。
今後もさまざまなサイトを訪問しながら、士業・コンサルタントの販促に役立つ事例を共有していく所存です。今後ともどうぞよろしくおつきあいください。
また本ページのご感想などいただけましたら、励みになります。気軽にお寄せください。
※融資に関する質問などにもその場でお答えします
© 2019 株式会社ネクストフェイズ