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融資コンサルタント協会員サイト訪問記_Vol.3 – 新しい顧客層にも届きやすい見せ方

サイトへの訪問者だけでなく、その向こう側の人物も意識してみませんか?

こんにちは。株式会社ネクストフェイズのキドです。

このシリーズでは、販促担当のキドが、一般社団法人融資コンサルタント協会の会員様のサイトを訪問し、良いと思ったところをみなさまに共有させていただきます。

是非、今後のHP制作にあたり、ご参考にしてみてください。

※一般社団法人融資コンサルタント協会サイトはこちら

 

紹介ページ

今回ご紹介させていただくのは会員の岡野充博税理士さん、事務所HPはこちらです。

plusto会計事務所 様

「お客様の人生にプラスとなる会計事務所」と言うキャッチコピーから、アイキャッチ画像はLIFEと書かれたブロックの写真を利用させていただきました。
 

ポイント1:トップページから事務所コンセプトへの導入

トップバナーには自然体のお写真と共に、冒頭にも紹介したキャッチコピーが記載されており、とても印象的です。

ページ全体としても余白を多く設け、情報を詰め込みすぎないことで、記載した内容が伝わりやすい作りになっているように思います。

その結果、トップバナー下にある事務所のコンセプトにもすぐ目がとまり、多くの人がそこにアクセスしてくれるのではないでしょうか。


plusto会計事務所サイトより

ご挨拶文の中にある「何事も前向きに(to plus)」というメッセージが込められた事務所名は、その志の高さのあらわれなのだなと、感動いたしました。
 

ポイント2:「ターゲット」と「強み」を明確に記載

多くの方に見ていただきたいHPですが、「特に見て欲しい人物像」をみなさんお持ちではないでしょうか。いわゆる「ターゲット」です。

plusto会計事務所様の場合、「新設法人・個人開業のお客様」「クリニックを開業希望の先生」というターゲットが明確に書かれています。


plusto会計事務所サイトより

 
また、ターゲットだけでなく、「plusto会計事務所の強み」についても記載があります。
 ※HP上で各項目をクリックすると、更に詳細の確認ができます


plusto会計事務所サイトより

こうした「ターゲット」「強み」の明確化は、販促の基本。HP上でもしっかり記載することで読者側にも認知が広がり、関連した人物が訪れやすくなります。
 

ポイント3:1つのリンク先に複数の入り口を設ける

ページを訪れた人がどこに興味をもち、どういった順路でサイト内を回遊するかはわかりません。どれだけ入念にHPを作成しても、読者の動きを予測したりコントロールするのはとても難しいことです。

しかし、1つのリンク先に複数の入り口を設けることによって、訪問者がどういう経路をたどっても、該当のページが見てもらえるよう、工夫することは可能です。

最初にご紹介した事務所コンセプトのページにも複数の入り口が設けられ、どんな順路でサイト内回遊をしても訪れやすい仕様。

このように、特に見ていただきたいページへのリンクを、多く設置するのもひとつの手です。
 

意思決定者へつなげるための「顧客接点」

士業のお客様は個人事業主から法人まで様々かと思いますが、いざ依頼となっても、サイトに訪れた方が全ての決定権を持っているとは限りません。

特に法人の場合、依頼するまでに、そのほかの「意思決定者」の同意が求められることは少なくありません。

その意思決定者の興味をひくためにも、「顧客接点を増やすこと」が有効です。ここでいう顧客接点とは、HP内のコンテンツそのものを指します。

実際に、plusto会計事務所様のHPでは、今回ご紹介させていただいた以外にも多くのページ(コンテンツ)が用意されています。

「数が正義」というわけではありませんが、訪問者がどこに興味を持つかは、ふたを開けてみなければわかりません。コンテンツが多ければそのぶん、サイト訪問者だけでなく、その向こう側にいる「意思決定者」にも興味をもっていただき、接点が生まれる可能性も上がるのです。

しかし、これはあくまでもセオリー。あまりに多くのコンテンツを設けると、「なにをしている事務所なのかわからない」という事態になりかねません。過度になりすぎないようにだけ、ご注意ください。
 

スマホファースト&「今どき」デザイン=顧客の「LIFE」に末永く寄り添う決意

とくに私が注目したのは、スマホファーストであること。そして「今どき」デザインであることです。

スマホファーストであることは現在ほぼ「マスト」であり、Google検索でも有利です。また「今どき」デザインであることは、とくにplusto会計事務所様の顧客にもぴったりだと思うのです。

上記でターゲットのひとつとして「新設法人」と挙げましたが、新設法人の経営者の多くはスマホネイティブの世代でしょう。またほかにも業務内容ページでは「スモールM&A」「暗号資産」にも触れています。一般的な会計事務所のイメージから離れた、新しい顧客層を感じますよね。

新しさといえば、トップページのおふたりの写真も、先述のとおり親しみやすい。よくある専門家の写真は、白背景・スタジオ撮りの「ちょっとおすまし」表情×「どこかよそゆき」ポーズです。しかし新しいタイプの顧客にとって、「税理士の先生」ではなく、同じ立場の「気軽な相談相手」でありたい… そんな事務所の気持ちがトップの写真からも伝わってくるようです。

経営者としての長い人生のうち、専門家に相談したいことは幅広く出てくるでしょう。税務だけでなく、「会社を買おう/売ろうと思っているんだけれど…」、「暗号資産に興味があるんだけれど、税制に強い税理士が少なくて…」。だからこそ「人生にプラスを」というコンセプト、そして事務所名なんですね。末永く、また多彩な相談にのってもらえるイメージが伝わるサイトです。


HP制作において、絶対的な正解は無いと思っています。しかし、多くの事例から自分に合う要素を取り入れアレンジしていくことは、少なくとも間違いではないと私は思うのです。

今後もさまざまなサイトを訪問しながら、士業・コンサルタントの販促に役立つ事例を共有していく所存です。今後ともどうぞよろしくおつきあいください。

また本ページのご感想などいただけましたら、励みになります。気軽にお寄せください。

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