経営者と一緒になって知恵を絞るのが、AI時代を生き抜く士業の姿
こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
2017年3月15日(水)の日経新聞朝刊の一面に、
「断絶を超えて(3)AI襲来 眠れぬサムライ」
と言う記事があり、
「士業は単純な手続き業務のままでは、生き残っていけない」
という内容のことが書かれていました。
この記事を読んで、少し辛口なことを考えてしまいました。
厳しいことを書いていますので、気に障りそうな方は、スルーしてください。
この記事の骨子を箇条書きにすると:
・「10年後にはAIに仕事を奪われているかもしれない」と公認会計士の言。
・英オックスフォード大と野村総合研究所が調べた「10~20年後にAIやロボットで代替可能」
という職業のなかには、4士業(公認会計士と弁理士、行政書士、税理士)が含まれている。
・今までは、手続き業務をこなしていれば、それなりに役割を果たすことができたが、これからは、「経営者と一緒になって知恵を絞るのが、AI時代を生き抜く弁理士の姿」と弁理士の言
・某税理士法人は税務申告の大半を占める相続税相談に特化することで依頼件数が昨年対比1.5倍になった。
・AI時代をにらめば、単純な手続き業務に見切りをつけるしかない。
というものでした。詳しくは、下記、記事をご覧ください。
●日本経済新聞「断絶を超えて(3)AI襲来 眠れぬサムライ」
クラウド会計と言われている「freee」や「マネーフォワード」を最初に見たときは、
「面白いけれど、まだ、なかなか使い勝手が悪そうだな」
と思っていました。
それからしばらくすると、それらのクラウド会計ソフトが、とても使い勝手がよくなっていました。
その進化のスピードにとても驚きました。
「これは、税理士のビジネスモデルは大きく変わるのではないか」
と強く認識した瞬間でした。
このままで行くと、記帳代行・税務申告業務は、クラウド会計ソフトを導入することで、
10年後には、税理士が不要になる時代がやってくるのではないかと思っています。
私自身は、それが5年後ぐらいと思っているのですが、開発スピードというのは、得てして、
予想よりも早くなりますから、もしかして、3年後には、そういった時代がやってくるかもしれません。
10年前には税理士の平均顧問報酬は月額で5万円を超えていたと言われています。
それが、今では2万3千円を切ったと聞きました。
この流れで行くと、記帳代行・税務申告メインで行っている場合、
月額1万円が当たり前という世界が、近いうちにやってくるでしょう。
「どんな時代にも税理士は求められている」
確かに、それは正しいと思います。
ただ、すべての税理士が求められているわけではなく、
「顧客のニーズに応えられる税理士」
しか求められなくなるのでしょう。
50代後半なら、今、ある程度の顧問先数を持っていれば、引退するまで逃げ切れるでしょうが、
それ以下の年齢なら、
もう少し強い危機感を持つ必要があるのではないかと心配しています。
今まで「単純な手続き業務」しかしてこなかった方たちが生き残るためには、
新たな付加価値を身につけることが必要になるでしょう。
かといって、どんな付加価値をつければよいかわからないと言う人も少なくありません。
身につけるべき付加価値は、「経営者が魅力を感じるもの」。
そんな経営者が魅力を感じる付加価値を身につけられるヒントが手に入ります。
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