- 2015-10-8
- 補助金・助成金
- キャリアコンサルタント, 企業内人材育成推進助成金, 社会保険労務士
社労士が扱う助成金は実は結構種類があります。
でも、その中には、
「条件が難しすぎる」というものも。。。
こんにちは。ネクストフェイズの吉竹です。
今回ご紹介する助成金は、「企業内人材育成推進助成金」です。
今年から始まった助成金。
これは、<使える助成金>だと思います。
どんな助成金なのかといいますと、
1.教育訓練・職業能力評価制度
□制度導入助成額 50(25)万円
□実施・育成助成額 5(2.5)万円
2.キャリア・コンサルティング制度
□制度導入助成額 30(15)万円
□実施・育成助成額 5(2.5)万円
☆加算 15万円(7.5万円)
3.技能検定合格報奨金制度
□制度導入助成額 20(10)万円
□実施・育成助成額 5(2.5)万円
※( )は大企業の場合
※ 実施・育成助成額は一人当りの金額。最大10人まで。
※ キャリアコンサルティング制度の加算は、従業員をキャリアコンサルタントとして育成した場合。
合計すると最大400万円の助成金です。
この助成金の特徴は、しっかりとした活用マニュアルが公開されていること。
活用マニュアルはこちらからダウンロードできます。
→ 厚生労働省「企業内人材育成推進助成金」
このマニュアルの通りに計画の届出をする必要があります。
3つの制度のなかでも使いやすいのは、1と2。
3については、対象となる技能検定があるのであれば、活用できると思います。
技能検定についてはコチラ
→ 中央職業能力開発協会「技能検定のご案内」
私は10件ほど計画の届出をしました。
1.教育訓練・職業能力評価制度 については、
「汎用性のある評価基準」を探してくるのが大変です。
それ以外は、会社と話をし、業務の洗い出しと整理をすれば作れるかと思います。
2.キャリア・コンサルティング制度 については、
「キャリア・コンサルティング有資格者であって、登録キャリア・コンサルタントである者」
が行う必要があります。
とされていますので、その資格者を確保できればさほど難しくはないと思います。
もし、資格者が確保できないという方がいればご紹介します。
ポイントとしては、
「計画の届出時に細かいところまでチェックされる」ということ。
支給申請より計画の届けの方が細かく見られます。
とりあえず窓口で受理印をもらって後からFAXとか郵送で。というのができません。
私は、初めて計画届を提出したときは、4回助成金センターに行きました。。。
このような制度の導入や実施を希望する事業所には、非常に役立つ助成金です。
無理なく実施できるのであれば、ぜひ、活用していきたいですね。
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