- 2016-3-22
- 補助金・助成金
- 小規模事業者持続化補助金
小規模事業者補助金を獲得する確率を獲得する確率を高める方法(3)
こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
【小規模事業者補助金】を獲得する確率を高めるための、申請書の書き方のコツを伝える
3回目です。
今回は、「経営計画書」の「2.顧客ニーズと市場の動向」の部分の書き方のポイントを
お伝えします。
【公募要領】24ページにある「2.顧客ニーズと市場の動向」を説明している
グレーの部分には、
「※お客様(消費者、取引先両方)が求めている商品・サービスがどのようなものか、
また自社の提供する商品・サービスについて、競合他社の存在や対象とする顧客の増減など、
売上を左右する環境について、過去から将来の見通しを含めお書きください」
とあります。
それを踏まえて、ここで書くべきことは、
【ターゲット顧客】【顧客を取り巻く環境】【顧客のニーズ】
【ターゲット市場の人口】【ターゲット市場の傾向】
【ターゲット顧客に対する注力ポイント】【競合について】
【将来の見通し】
の8つです。
【ターゲット顧客】を書く際、もし、商品やサービス・事業ごとにターゲットが分かれている場合は、
それぞれの商品・サービス・事業ごとのターゲットを書いて、今回の補助事業計画のターゲットが
誰なのかを書けば、計画の方向性についてはっきりとアピールしやすいです。
見本で言うと、
「弊社の顧客ターゲットは、【中小企業経営者】【士業・コンサルタント等専門家】の2種に分かれるが、
本補助事業に関するターゲットは【士業・コンサルタント等専門家】となる。」
という書き方です。
「弊社の顧客ターゲットは、「◯◯」と「××」の2種に分かれるが、本補助事業に関するターゲットは
「◯◯」となる。」
という表現にすれば、わかりやすいです。
【顧客を取り巻く環境】のところでは、現在のターゲット顧客が抱えている問題点や、
そのターゲットを取り巻く環境について書いてください。
そして、【顧客ニーズ】で、「ターゲット顧客が求めているもの」を仮説でいいので、
3つから5つ程度上げてください。
「◯◯というターゲット顧客層は、「××」「□□」「△△」というサービス(もしくは商品)を
必要としている」
という表現をすれば、わかりやすい。
【ターゲット市場の人口】【ターゲット市場の傾向】については、できれば、統計資料を使って、
図や表で説明すれば、わかりやすい。
昨年の傾向を見ると、図や表で説明している計画書が採択されやすい傾向にあるように見えました。
地域別の人口統計については、地元の市・区役所や町村役場に行けば、入手することができます。
それ以外にも、インターネットで検索すれば、自分の欲しい統計資料を入手できます。
図表を使用する場合は、可能であるなら、そのデータが何から来ているのかの引用元を、
きちんと書いておくほうがいいでしょう。
【ターゲット市場の傾向】については、その市場が拡大傾向にあるのか、縮小傾向にあるのか、
それとも横ばいなのかを記載した上で、自らのビジネスに、それがどういう影響を与えるのか書くことです。
【ターゲット顧客に対する注力ポイント】のところには、申請者が自らのビジネスを行う上で、
何を重視しているのかを記載してください。
ポイントとしては、「仕入れ・製造・販売・アフターサービス・提供するメリット」について
言及できればいいです。
自分たちが、何を重視してビジネスをしているのか、アピール出来る部分になります。
【競合について】のところで、具体的な競合がいくつか把握出来ているのであれば、
その競合と自らの事業との強みや弱み等、違いを表にして説明するとわかりやすくなります。
また、競合と違う点があれば、その点に言及することで、独自性を強くアピールすることができます。
【将来の見通し】には、将来の見通しだけでなく、顧客数や売上の増減等、過去から、現在、
将来の流れについて説明することができれば、
「自らのビジネスをよく把握している」
と認識してもらうことができます。
【小規模事業者持続化補助金】を獲得するためには、採択にされるのに必要なポイントを
「漏れ無く」「ダブリ無く」書く必要があります。
そんな「漏れ無く」「ダブリ無く」書くには、どうすればいいかを、実際に採択された申請書を使いながら、
わかりやすく解説している動画です。
見本があるから、どう書けばいいか、必要なポイントがどういうことか、より理解できます。
【動画で学ぶ 小規模事業者持続化補助金をもらえる確率を高める方法】
https://www.npc.bz/syoukibo2016
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