いろいろなタイプの創業者向け補助金や助成金があるものです。
こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
来年も「地域創造的起業補助金」という形で、経済産業省から創業者向けの補助金が
募集されるようですが、実は、厚生労働省も、創業者向け助成金を出しています。
それが「生涯現役起業支援助成金」です。
この助成金は、40歳以上で起業する方が対象になりますが、かなり、使い勝手がよい助成金ですので、
これから創業・起業を考えていて、なおかつ、人を雇おうとしている方なら、
是非、知っておいてもらいたいですね。
【制度の概要】
中高年齢者(40歳以上)の方が、起業によって自らの就業機会の創出を図るとともに、事業運営のために必要となる従業員(中高年齢者等)の雇入れを行う際に要した、募集・採用や教育訓練の実施にかかる費用の一部を助成する。という制度です。
【支給額】
起業する人が60歳以上の場合
助成率:2/3 助成金の上限額:200万円
起業する人が40歳~59歳の場合
助成率:1/2 助成金の上限額:150万円
【助成対象となる費用】
1.募集・採用に関する費用
▶ 民間有料職業紹介事業の利用料
▶ 求人情報掲載費用
▶ 募集・採用パンフレットなどの作成費用
▶ 就職説明会の実施に関する費用
▶ 採用担当者が募集・採用活動を行うために要する費用(交通費・宿泊費)
▶ 対象労働者が求職活動を行っていた際に事業主が負担した費用(交通費・宿泊費)
▶ 対象労働者が移転した際に事業主が負担した費用(引越費用、交通費・宿泊費)
▶ 就業規則の策定費用
▶ 職業適性検査の実施費用
▶ 雇用管理制度の導入費用
▶ 職場見学・体験(インターンシップ)の実施費用(募集に要する費用、参加者に支払った交通費・宿泊費)
2.教育訓練に関する費用
▶ 対象労働者が従事する職務に必要な知識または技能を習得させるための教育訓練、資格取得、
講習に要する費用
【受給手続きの流れ】
(1) 起業(事業の開始)
(2) 「雇用創出措置に係る計画書」の作成・提出
※起業開始日から11か月以内に提出要
(3) 【労働局・ハローワーク】による計画書の認定
(4) 募集や採用、教育訓練の実施(12ヶ月以内)
(5) 支給申請書の提出(期間満了の翌日から2ヶ月以内)
(6) 支給決定
【問い合わせ先】
各都道府県労働局
http://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/shozaiannai/roudoukyoku/
ハローワーク
http://www.mhlw.go.jp/kyujin/hwmap.html
支給申請窓口
http://www.mhlw.go.jp/general/seido/josei/kyufukin/madoguchi.html
【詳細】
生涯現役起業支援助成金
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000115906.html
補助金や助成金情報は、中小企業経営者にとって、本当に受けのいい情報です。
補助金や助成金を紹介する簡単なチラシを作って、定期的に配布するだけでも、
経営者はとても喜んでくれます。
私は、こういった情報を金融機関にも、毎月1回配布しますが、これを持っていくだけで、
とても歓迎してくれます。
金融機関とのパイプを太くするツールとして使っても、有効なのです。
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