シングルマザーを雇用するともらえる助成金です。
こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
私の周りにはシングルマザーとして、頑張られている女性の方が結構います。
こういう方々は、子供を育てていくために、とても一生懸命に働き、
潜在的な能力も高い方が少なくありません。
しかし、小さな子供を抱えていると、働く場所がどうしても限られてきます。
「モチベーションも能力も高いシングルマザーが活躍できる場面がたくさん増えればいいな」
と思っていたのですが、国も同じように考えていたようです。
シングルマザーを雇用するのに助成金が出る制度があります。
それが、「特定求職者雇用開発助成金(特定就職困難者コース)」です。
別にシングルマザーだけを対象にしたものではなく、
高年齢者や障害者等の就職困難者の雇用についても対象になります。
【概要】
高年齢者や障害者等の就職困難者をハローワーク等の紹介により、
継続して雇用する労働者(雇用保険の一般被保険者)として雇い入れる事業主に対して助成されます。
【主な支給要件】
(1) 「ハローワーク」「地方運輸局」「厚生労働省に認められた民間の職業紹介事業者等」の
紹介により雇い入れること
(2) 雇用保険一般被保険者として雇い入れ、継続して雇用することが確実であると認められること。等
【支給額】
<通常勤務の場合>
(1) 重度の身体・知的障害者、45歳以上の身体・知的障害者及び精神障害者(重度障害者等)
240万円(40万円ずつ、6期(3年)に分けて支払われます)
(2) 重度障害者等を除く身体・知的障害者
120万円(30万円ずつ、4期(2年)に分けて支払われます)
(3) シングルマザー、高年齢者(60歳以上65歳未満)等
60万円(30万円ずつ、2期(1年)に分けて支払われます)
<短時間労働者(パート等)の場合>
(4) 重度障害者等を含む身体・知的・精神障害者
80万円(20万円ずつ、4期(2年)に分けて支払われます)
(5) シングルマザー、高年齢者(60歳以上65歳未満)等
40万円(20万円ずつ、2期(1年)に分けて支払われます)
【支給申請の流れ】
(1) ハローワーク等からの紹介
(2) 対象者の雇入れ
(3) 助成金の第1期支給申請
(4) 支給申請書の内容の調査・確認
(5) 支給・不支給決定
(6) 助成金の支給(第2~6期支給申請も同様の手続きが必要)
【支給申請の手続き】
○ 助成金は、支給対象期ごとに、2~6回に分けて支給します。
○ 支給申請は、支給対象期ごとに、労働局またはハローワークに行います。
○ 支給申請期間は、各支給対象期の末日の翌日から2か月以内です。
○ 1回目の支給申請がなされていない場合でも、2回目以降の支給申請は行えます。
【問い合わせ先】
各都道府県労働局
http://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/shozaiannai/roudoukyoku/
ハローワーク
http://www.mhlw.go.jp/kyujin/hwmap.html
支給申請窓口
http://www.mhlw.go.jp/general/seido/josei/kyufukin/madoguchi.html
【詳細】
特定求職者雇用開発助成金(特定就職困難者コース)
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11600000-Shokugyouanteikyoku/0000171364.pdf
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