これらの項目を入れることで、採択される可能性が高まります。
こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
現在、
【ものづくり補助金 「公募要領から読み解く選ばれるための申請書」のポイント】
という動画を無料でプレゼントさせていただいています。
その動画の内容を、ブログで紹介させていただく企画の3回目。
今回は、
「ものづくり補助金 申請書の流れ6つのポイント」
についてお伝え致します。
会社の概要。会社の強み。それから会社の弱みなどになります。
ここは、審査員の興味を引き立てるように、ドキュメンタリー番組を意識しながら、
具体的かつ簡潔に書くことが必要になります。
概要は申請書の担当者が代表者に直接インタビューをするか、代表が書ければベストです。
ホームページの企業概要に書いてあるような、
会社の年表だけをつらつら並べている申請書がありますが、これは絶対にNGです。
社長の思いが一切伝わりません。読む側からしても全く興味が湧きません。
もちろんまとめて年表をつけるのはOKです。
最初に、会社の概要、強み弱みを書いた後に最後に年表をつけてまとめる。
そのような形なら良いでしょう。
また、営業許可や資格者がいる場合、会社に表彰歴がある場合などは、
積極的にアピールしてください。
強みや弱みは色々な立場の社員にアンケートを取ってください。
正社員だけでなくアルバイトの声。このあたりを聞くことも非常に重要です。
立場が違えば色々な角度から、より具体的な強みや弱みをを把握することができます。
この申請書を書くことによって、経営が改善されることもあるかもしれません。
さらに、強み部分に関しては、競合他社と比較しながら書くと、より引き立ちます。
比較する際は数字を用いることで、さらに説得力が増します。
数字というのは、わかりやすい客観的評価です。
誰が見ても数字は同じ1は1です。
客観的評価が得られるようにするためには、数字を使うことによって
申請書を読む担当者の方々が、簡単に御社の状況を知ることができます。
2.今どんな課題を抱えているのか
この部分は、現場担当者と営業担当者の方々に書いていただくと良いかもしれません。
先ほどの「①どんな会社なのか」に記載してくださいとお伝えした、
「弱み」の部分については、ここにつなげて、書いていただいても結構です。
必ず課題は導入する設備と結びついていることが必要です。
先ほどのサロンの例ですと、
「高齢者需要に対応できない、なのでフルフラットの設備が必要」
と、弱みと課題解決が結びつくからです。
他にも、
「裁断機を導入したい会社が抱える課題が『新規顧客の獲得が難しい』」
というような場合であれば、それを読んだ審査員は
「じゃあ設備導入じゃなくて広告宣伝に回せばいいじゃないか」
という風に思ってしまう場合があります。
そんな場合は書き方を変えて下さい。
「切断の精度が低いことが弱みとなり、新規顧客の獲得ができない」
このように書き換えることで導入設備と課題をリンクさせることができます。
いかに審査員の思考を誘導していくかを考えながら申請書の流れを作ることが大切になります。
3.課題を解決するためにどんな取り組みをどう行うのか
この部分は、現場担当者と営業担当者の方々に聞いてください。
御社が抱えているのは、設備を導入しただけで解決するような簡単な課題なのでしょうか。
「その設備を活かして、課題を解決して、どう顧客ニーズを満たすか」
ここまで考えて下さい。
また設備を最大限に活かすために、どんな研修を行うかといったところまで具体的に書く必要があります。
4.その課題を解決するとどうなるのか
この部分も現場担当者、営業担当者の方々に聞くと、よりリアルなお話が聞けるでしょう。
こちらは効率アップ、収益性アップ、競争力アップといった項目を設けて具体的に書いて下さい。
どの程度アップするのかは、数字を使って具体的に表わして下さい。
5.業界の動向
この部分は代表の方や、営業担当の方に聞いてください。
今、実施しようとしている計画が、時代の流れにもマッチしているということを
アピールして下さい。
「オリンピック特需」「インバウンド」「人手不足を補うための効率性アップ」など、
業界動向を味方につける。あるいは業界動向から将来を読み、予測できるリスクに備える
といったアピールや顧客のニーズの動向などを書いていきます。
6.その業界の動向を踏まえた課題解決後の長期的な展望
この部分も現場担当の方、営業担当の方に聞いてください。
ものづくり補助金は補助対象期間が終わってからも5年間、毎年年次報告が必要になります。
つまり5カ年の計画で練っていただく必要があります。
補助事業によって、短期的課題を解決し、その課題が解決したことで、
できるようになることが広がるはずです。
この部分については、新しくできるようになることを、順次事業化していく計画
にすると良いでしょう。
先ほどのサロンさんのシャンプー台の例で説明させていただきます。
フルフラットの設備を導入することで、体の不自由な方、高齢者の方が
来店できる美容院になりました。
「こういった方々のニーズを汲み取り、今後5年間で訪問美容室をスタートさせます」
「送迎サービスも始めます。高齢者需要にもっともっと対応していきます」
というような流れです。
この流れに関しましては、「ものづくり白書」のコラムの部分が非常に参考になります。
「ものづくり白書」は、国がまとめたものづくり企業の取り組みの恒例をまとめたものです。
流れだけでなく、好まれる申請書の書き方も参考になります。
先ほど、代表の方、現場の方、営業の方、色んな方にヒアリングしてくださいと
お伝えしましたが、総務や事務の方が一人で抱え込んで申請書を仕上げよう、
完成させてくれという風に依頼する代表の方も多いかと存じます。
しかし、その総務の方、現場が見えているでしょうか。
工場内の現場が見えているでしょうか。
また外回り、営業の方々の声、聞こえてますでしょうか。
この会社の向かうべき方向、将来の展望を知っていますでしょうか。
必ず皆さんにヒアリングをしながら進めてください。
次回は、
「説得力のある数字的根拠資料の作り方」
についてお伝え致します。
【ものづくり補助金 「公募要領から読み解く選ばれるための申請書」のポイント】
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