- 2020-10-1
- 補助金・助成金
- IT導入補助金, ものづくり補助金, 小規模事業者持続化補助金
「とりあえず」というところなのでしょうが・・・
こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
9月30日(水)に、経済産業省から
「令和3年度経済産業政策の重点、概算要求・税制改正要望について」
が公表されました。
この資料を見ることで、来年、どのような補助金が募集されるのかを把握することができます。
先ほど公表されたばかりなので、まだ、じっくりと内容を読み込めていないのですが、現時点でわかったところをお伝えさせていただきます。
まず、令和3年度の補助金ですが、
「ものづくり補助金」「小規模事業者持続化補助金」「IT導入補助金」「事業承継補助金」は、引き続き募集されるようです。
ものづくり補助金・小規模事業者持続化補助金・IT導入補助金
「令和3年度経済産業政策の重点」という資料の9ページ目「分野横断的課題への対応:中⼩企業・地域」「(1)中⼩企業の新陳代謝 【517 億円(376 億円)】」のところにはっきりと、
「中小企業や小規模事業者による、AI、IoT 等を活用した産学官連携のものづくりを支える技術の研究開発や新しいサービスモデル開発等を支援する。また、「ものづくり補助金」「自治体型持続化補助金」「IT 連携支援事業」により中小企業の生産性向上を促進する」
と記載されていましたので、この3つの補助金は、間違いなく募集されるでしょう。
この予算の原資は、令和元年補正予算「中小企業生産性革命推進事業(中小機構運営費交付金)【3,600億円<R1補正>】」で計上されたものと、令和2年度1次補正予算700億円、2次補正予算1,000億円を繰り越して使うようです。
事業承継補助金
「令和3年度 地域・中小企業・小規模事業者関係の概算要求等のポイント」という資料の「①事業承継・経営資源集約化・再生等の新陳代謝の促進」に、「事業承継・世代交代集中支援事業【27.0億円(新規)】」のところに、
「事業承継・事業再編を契機とした設備投資や第三者承継時の専門家活用費用等を補助する事業承継補助金を措置するとともに、後継者選定後の教育に関する実証事業(事業承継トライアル実証事業)を実施」
と記載されていましたので、「事業承継補助金」「承継トライアル補助金」とも引き続き募集されるでしょう。
省エネルギー補助金
「令和3年度経済産業政策の重点」という資料の5ページ目「重点取組︓グリーン〜コロナを機に脱炭素化を深化〜」「(1)脱炭素化に向けたエネルギー転換 【4,902 億円(4,257 億円)】」のところに
「先進的省エネルギー投資促進支援事業費補助金【484.5 億円(459.5 億円の内数)】」と記載されていました。
今までは、「省エネルギー投資促進に向けた支援補助金」となっていたのですが、今回は、「先進的」とついていますので、今までの「省エネルギー補助金」とは、少し内容が変わってくるかもしれません。
参考サイト
参考までに、今年の各補助金のサイトアドレスを記載しておきます。
来年度における補助金申請の参考にしてください。
来年度は今年と同様の補助金のラインナップになりそうですが、その翌年も同様になるとは限りません。
今、「中小企業生産性革命推進事業(中小機構運営費交付金)【3,600億円<R1補正>】」で確保できている予算は、最長でも令和4年度まで。
それ以降は、次の総理大臣の意向が反映されるため、今ある補助金が継続される可能性は薄いのではないかと思います。
補助金サポートのビジネスモデルは、2年後には続けることが難しくなっている可能性は考慮しておくべきでしょう。
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