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補助金サポートを行う士業・コンサルタントは今こそ銀行を訪問しよう

はしごを外された取引先からクレームが入り、窮地に陥っている金融機関が多数。彼らは今、補助金サポートの専門家を待っています。

こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。

懇意にしている複数の金融機関から、「事業再構築補助金のサポートをしている専門家がいてたら紹介してほしい」という依頼が立て続けに入りました。

ネクストフェイズは補助金申請サポート業務を行いませんが、補助金関連の情報発信を積極的に行っているので、運営する一般社団法人融資コンサルタント協会に「補助金に詳しい専門家がいるのでは」と考えてのことでした。

補助金をはじめ顧客に知らせたい融資などの最新情報、また士業・コンサルタントの業務に役立つ情報は、このブログやメールマガジン、また金融機関向け「経営サポート情報」などで発信しています。確実な入手のために、以下のフォームからネクストフェイズのメールマガジンをご登録ください。

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補助金サポートを依頼していた会社が経営破綻した

弊社を訪問してきた某金融機関の支店長に紹介を依頼された際、その理由を尋ねたところ…

ある金融機関の支店長

補助金申請のサポートを希望している弊行の複数の取引先に、ある補助金取得支援企業を紹介したのですが、その会社が倒産したのです

サポート業務を途中で放棄されたので取引先からクレームが入り、業務を引き継げる専門家が必要な案件が数多くあって…

本件について知らなかったので調べてみると、補助金支援業界では最大手と言われる「北浜グローバル経営株式会社」が2024年5月24日に経営破綻したそうです。

●コロナ補助金承認遅れで経営悪化 北浜グローバル経営が破産申請

経営破綻した企業は多くの金融機関と提携-取引先からの苦情事例

私に紹介を依頼してきた某金融機関の支店長によると、この破産申請企業と提携していた金融機関は30行以上あるとのこと。これらの金融機関はどこも、右往左往しているそうです。以下は、取引先からの苦情例です。

採択されたので補助事業計画書の作成を依頼していたが、その途中で担当者と連絡が取れなくなった

手間のかかる実績報告作業を、途中で投げ出された(実績を報告しないと補助金が入らない)

補助金申請の手付金を払ったにも関わらず、依頼した会社が経営破綻したため申請サポートをしてもらえず、さらに手付金も返還されない など

取引先からは「なんという会社を紹介してくれたんだ、責任を取って後始末をしてもらわなくては困る」と多くのクレームが入り、金融機関の側も責任を感じて尻拭いのために走り回っているとのことです。

補助金サポートをしている専門家にとって金融機関とパイプを作る最大のチャンス

この経営破綻から1ヶ月近くが経過、紹介した取引先からのクレームは日に日に増えているのだそうです。ということは補助金サポートをしている専門家にとって、今が金融機関とパイプを作る最大のチャンスともいえるのでは…。

はしごを外され、今まさに困っている金融機関が数多くあります。そんな金融機関を訪問し、「放棄された取引先の補助金サポート業務の引き継ぎ」を申し出れば、大いに感謝されるはず。

また今回の「放棄引継ぎ」を担って信頼関係を構築できれば、本件が落ち着いた後、他の補助金案件や資金繰り相談などについても金融機関から取引先を紹介されやすくなるでしょう。

なお私の体感に過ぎませんが、金融機関から紹介される取引先は比較的、財務内容がよいことが多い印象です。

一見の専門家に取引先を紹介する金融機関はない。しかし今からでも遅くない対策5点

とはいえ、いくら切羽詰まった状態でもこれまで縁もゆかりもなく、初めて会ったばかりの専門家に大事な取引先を紹介しにくいのも金融機関の本音でしょう。ましてや提携していた会社が経営破綻した経験をした金融機関が、新しい専門家への信頼を持つのに慎重になるのは当然のことです。

だからこそ、まさに今のうちに、早期に金融機関の信頼を得ておきたいもの。待ったなしの状態におかれている金融機関から、取引先の紹介につながりやすくなります。以下の5点の対策を、今からでも遅くないので、ぜひ試してみてください。

  • アプローチしたい金融機関と、すでに懇意にしている士業や経営者に紹介してもらう
  • 最初から売り込みをしない(最初は支店長、渉外担当役席と面会して情報収集
  • 「今までに補助金取得を支援した」、「具体的な」事例集を準備しておく
  • 「利用者の喜びの声」を準備しておく
  • 事務所の近くの地域密着型金融機関を訪問する

将来、補助金サポート業務は収縮に向かう可能性大

北浜グローバル経営株式会社の経営破綻には、以下の原因が考えられます。

  • (1)事務局の運営が稚拙なための交付審査の遅延
  • (2)採択率の大幅低下
  • (3)審査の厳格化により、業務工数の増加

補助金支援業務の採算性が悪化したことで、業容の急拡大により膨れ上がった経費や人件費を賄いきれなかったということだったのでしょう。

これは大手コンサルタント会社だけの問題ではなく、個人で補助金サポート業務を行っている士業・コンサルタントにとっても変わりません。補助金支援業務による売上や収益性が悪化している個人の士業・コンサルタントが少なからずあると、私もしばしば耳にします。

また、毎年8~9月ごろの2025年度(令和7年度)の経済産業省の概算要求案、さらには毎年12月ごろの2024年度(令和6年度)の補正委予算案を見ないことには何とも言えませんが、今の潮流を見ていると補助金そのものが廃止・大幅縮小となる可能性が高いのではないかと考えています。

だからこそ案件を確保しやすい今のタイミングを逃さず、金融機関へのアプローチを補助金専門家におすすめします。


金融機関には「優先的に顧客を紹介する士業・コンサルタントの3要件」があります。紹介がいつも同じ専門家に偏るのは、その3要件を押さえている士業・コンサルタントが少ないためです。

  • (1)金融機関の人間と頻繁に会っていること
  • (2)金融機関を取り巻く環境考え方を熟知していること
  • (3)融資実務に詳しいこと

この3要件を押さえることができれば、早期に金融機関の信頼を得ることが可能になります。

そんな、早期に金融機関の信頼を得ることができる士業・コンサルタントになるヒントが手に入ります。

最新の現場事情に沿った関係構築法を伝授

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