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衆議院選挙の結果により補助金は継続される?

予算案が膨れ上がれば、補助金廃止も一時棚上げになる可能性があります。

こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。

2024年10月27日に衆議院議員総選挙がありました。結果はご存知のとおり、与党が過半数割れして、政情は混迷を深めています。この結果により、2024年度補正予算の内容が、当初から大きく変わるかもしれません。

とくに一部の士業・コンサルタントに大きな影響を与える補助金について、従来私は中止の方向に進むのではないかと考えていましたが、雲行きが変わりそうな気配を感じています。

今回は、2024年度補正予算案における補助金の動向について予想します。あくまでもヒガシカワの独断による予想ですので、大きく外れることもあり得ます。その点、あらかじめご了承ください。

2024年度補正予算案の動向=過去最大規模に?

2024年9月2日のブログで、私はこう予想しました。

継続の可能性廃止の可能性
●中小企業省力化投資補助事業(カタログ事業)●ものづくり補助金
●持続化補助金
●IT導入補助金
●事業再構築補助金 等

もともとの補正予算案で自民党と公明党は、低所得者向けの給付金などの物価高対策を盛り込む方針でした。しかし与党の議席が過半数を割り込んだことで、対策の中身を与党単独で決められない状況になり、野党の意見も取り込む必要が出てきました。

実際、石破茂首相は「いま予算編成は自公でやっているが、国会の審議で取り入れるか、この選挙で示されたいろんな民意を編成過程において取り入れるか、両方のやり方がある」と、NHKのインタビューで経済対策を語っていました。

また首相は選挙中にも、補正予算の一般会計歳出が13兆円超だった23年の経済対策を上回る規模とする意向も示していたことから、今回の補正予算は過去最大のものになる気配が濃厚です。

2024年度補正予算案の規模が過去最大になれば補助金の継続、また新設も?

今までの例では「規模ありき」の予算案になると、対策の必要性の乏しい予算が盛り込まれやすい傾向にあります。つまり「必要性が乏しくなった」と判断された補助金が廃止になる可能性が高かったのです。が、予算規模が大きくなる気配が濃くなったことで、今の補助金をそのまま継続する可能性も出てきました。

野党の政策に「中小企業支援」がある場合は、与党がその政策を丸呑みすることも考えられるため、新しい補助金が生まれる余地も出てきました。

(残念ながら私の調査では、野党の政策に「中小企業対策」を見つけることはできませんでしたが…)

補助金が継続されても補助金を取り巻く環境は厳しいまま

仮に今ある補助金が継続されたとしても、その支援をしている士業・コンサルタントにとって幸せな状況になるとは限りません。予算がついても、今の補助金事務局の運営方針に影響があるとは思えないからです。

すなわち、私の予想は以下のとおりです。

  • 採択率 : 低いまま
  • 採択・補助金給付にかかる工数 : 多いまま
  • 事務局の対応方針 : しょっぱいまま

補助金に採択されやすい事業者の多くは、すでに補助金を獲得しています。2回目の補助金申請は初回に比べてハードルが高く、過去に補助金をもらった事業者が再び申請をする場合、結果(売上・利益の増加)が伴っていなければ、採択される可能性は低くなります。

これからは「採択される可能性の高い事業者」からの受任が難しく、幸運にも見つけることができても審査のハードルが上がっているため、かならずしも採択につながるとは限りません。

また、これまで補助金の不正受給が露見して事務手続きに莫大な手間がかかるようになった上、専門家から事務局への問い合わせもできなくなりました。

さらに、補助金1件当たりの支給額も低額化する傾向にあります。

「採択率が大幅に下がり、工数が大幅に増えた。報酬額も低減している」のが補助金獲得支援業務の現状です。

これからは補助金獲得支援業務「+α業務」の提供が有効

しかし心配いりません。

補助金獲得支援業務だけで十分な報酬が確保できないなら、補助金支援業務「+α業務」を提供すればいいのです。

「+α業務」とは、たとえば「補助金の着金までの月々のモニタリング」、また「つなぎ融資の支援」など。これらで収益を出すことは、十分可能です。補助金獲得支援をフックにして、「+α業務」の確保を売上の柱のひとつとして目標設定するのです。

中小企業の3大悩みは「資金繰り」「人」「売上」ですから、「+α業務」として「資金繰り」「人」「売上」支援業務を提供することで収益確保できます。

「補助金獲得支援業務」単体から、「補助金獲得支援業務+α業務の提供」というビジネスモデルへの転換もぜひご検討ください。


中小企業の3大悩みは「資金繰り」「人」「売上」ですが、その中でも一番多くの経営者が抱えている悩みは「資金繰り」です。

多くの事業者が補助金を求めるのは、「資金が欲しいから」です。仮に「補助金を得ることができなくても、それだけの資金を借りることができればOK」と考える事業者は少なくありません。

今、新規融資に対する金融機関の姿勢は厳しめになっていますが、申請の方法ひとつでスムーズにすることも可能です。

そんな、「厳しめの融資姿勢の金融機関からも資金調達を円滑にするための融資支援」ができる士業・コンサルタントになるための知識・ノウハウが手に入るセミナーです。

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