「逆もまた真なり」ということでしょうか?
こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
先日、COTを保有している保険営業の方に
「保険契約を獲得するための一番のコツって何ですか?」
と聞いたところ、
「保険を契約してもらおうとしないことですね」
と答えられました。
意外な言葉でしたので、更に、詳しく聞いてみました。
COT:「保険契約を獲得するのが目的になると、「自分都合」の営業活動になってきます。
「自分都合」の営業活動を行うと、見込み客が「売り込み感」を感じてしまいます。
誰しも売り込まれるのは好きではありませんから、却って、逆効果になります。」
東川:「では、どうやって、そんなに契約を獲得出来ているのですか?」
COT:「私は、クライアントや見込み先の方に対して、
「どうすれば、この人のお役に立てるのか?」
ということを絶えず考えています。
相手のお役に立ち続けて、初めて信頼してもらえます。
信頼されると、いろいろな相談もされるようになるので、
その相談の延長線上に、保険契約があることが少なくないですね。」
東川:「なるほど。まずは、信頼関係を結ぶのが大事だということですね。
では、相手のお役に立つために、どのようなことを心がけられていますか?」
COT:「できるだけ、何度も会いに行くことと、徹底的に相手の話を聞くことです。
一度や二度会ったぐらいでは、なかなか信頼してもらえません。
相手がどんな人間性なのか、どのような考え方を持っているのかわからないからです。
でも、会う回数が増えてくれば増えてくるほど、そういったことがわかってきます。
そこから、少しずつ、いろいろと話をしてくれるようになります。
話をしてくれるようになれば、次にすることが、徹底的に話を聞くことです。
人間、聞くよりも話をするほうが好きなタイプの人が圧倒的に多いです。
話を聞く姿勢を見せることで、今までの経験や、自分自身の価値観や考え方、
将来、どうしていきたいかなど、たくさん、話してくれます。
じっくりと話を聞くことで、
「この人は味方なんだ」
と思ってもらえるのでしょうね。
また、たくさん話を聞いていると、相手が、今、何を欲しているのか、
将来、どうするつもりなのかがわかります。
また、今、悩んでいることを相談されることもあります。
将来、実現したいことのためや、悩みごとを解決するために保険が役に立つのであれば、
そのとき初めて、
「あなたのお役に立てるものがあります」
と言って、必要な保険を勧めます。
保険契約をいただくときの多くが、このパターンですね。」
東川:「なるほど。こちらから提供したい商品を勧めるのではなく、
相手の必要なことが何かを聞き出し、それを解決出来る保険を提案するということなのですね。
でも、それでは、かなりの時間がかかるのではないのですか?」
COT:「だから、何度も行くのですよ。」
東川:「結局、そこに戻ってくるのですね。」
最初、「保険契約をしてもらおうとしないことですね」と聞いた時は、
「この人、何を考えているのだろう」
と、驚きましたが、よくよく話を伺っていると、
「なるほど」
と思えるところが、数多くありました。
聞かせていただいたのは、これだけではありません。
次回は、「個人保険営業から卒業するためには、何が必要か」について、
お聞きした内容をお伝えする予定です。
「保険営業」という立場であれば、紹介の数珠つなぎは、なかなか発生しませんが、
「融資の手伝いをしてくれる人」という立場であれば、
こちらから積極的に紹介をお願いしなくても、相談の依頼がどんどん舞い込んできます。
そんな「融資の手伝いができる人」になるためのヒントが手に入ります。
●「融資に強いFP・士業になる方法」セミナー
(東京) 11月1日(木)、2日(金)、5日(月)、20日(火)、22日(木)、23日(金)
(大阪) 11月7日(水)、8日(木)、27日(火)、28日(水)、30日(金)、12月3日(月)
※12月以降も日程あり。詳しくはサイトをご参照ください