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藤堂武久弁護士/中小企業診断士インタビュー【3】 「ダブル資格の活かし方は?」

東京都千代田区で独立開業している藤堂武久さん。
弁護士であり、中小企業診断士の資格もお持ちです。

2008年に弁護士資格取得、2013年に独立し、同年12月には中小企業診断士資格を取得。
その後、一般社団法人融資コンサルタント協会認定SP融資コンサルタントも取得しました。
弁護士としてはもちろん、融資に強い中小企業診断士としても活躍中です。

※一般社団法人融資コンサルタント協会サイトはこちら
fca

「弁護士&中小企業診断士」のダブル資格を、どのように活かしておられるのか、
いつものように5回連載でお届けします。

聞き手はネクストフェイズ編集部ですが、
取材に同席していたネクストフェイズ代表・東川もときどき発言しています。

●藤堂武久さん公式サイトはこちら
弁護士・中小企業診断士藤堂武久公式HP|藤堂武久 弁護士・中小企業診断士


藤堂武久弁護士/中小企業診断士インタビュー <全5回>
「ダブル資格の活かし方は?」

【もくじ】
1/独立直後はつらくて心配される日々
2/自分では集客できないから
3/「楽しそう」と思ってもらえる発信
4/顧問契約のハードルを下げる
5/士業が顧客と金融機関に同行するときは
 

【第3回】「楽しそう」と思ってもらえる発信

藤堂 私、学生のときに、法律で人の役に立ちたいと思って、弁護士になりたいと思いました。たくさん勉強して、たくさん失敗して、たくさん挫折して、試験に落ちて、最後、なんとか弁護士になりました。ようやく弁護士になって、いろんな方の役に立てると思いました。しかし、現実は違いました。

―― といいますと。

藤堂 あくまで感覚的な話ですが、お聞きする半分以上が、すでに手遅れのご相談なんです。

―― 半分以上が…手遅れ…。

藤堂 私も正確なことを伝える義務がありますから、もはや手遅れということを正直に伝えます。多くの方が、泣きながら、悔しそうにしながら、帰られるんです。


●「もう二度と、会えなくなってしまった方もいます。ご相談者の方が、もしあらかじめ、
必要なことをご存じだったら、もっと力になってさしあげられたのに…」(藤堂さん)

藤堂 「知らない」で「損する」をなくすために、これからどうしたらいいのか考えました。そこでいろんな専門知識を情報発信すればいいんだと気づき、講演活動をするようになりました。

―― おっ。

藤堂 すると、なんと!

―― なんと!

藤堂 当初、受講者の半分の方が寝ていましたー(笑)。

―― ええー(笑)。

藤堂 大失敗でした。

―― せつない…。

藤堂 難しい法律を伝えるには、私の話力が足りなかったんですね。そこでまた考えました。悩みました。そして気づきました。わかりやすくて、面白いストーリーを伝えればいいんだと。それができるのは、紙芝居だと。

―― おお、失敗を元に。

藤堂 「知ってる」か「知らない」か、ほんの少しの違いで結論が大きく変わってしまうことを、紙芝居をつかって伝えようと思いました。これが、私の「紙芝居型講師」というセミナー手法が生まれた経緯です。

●「法律をわかりやすく、という考えから生まれたスタイルです」(藤堂さん)


藤堂 しかも私、寸劇型のセミナーも行っておりまして。

―― 寸劇も? 「難しい法律を楽しく」をテーマに?

藤堂 はい、「わかりにくい労務管理をわかりやすく伝えたい」という理念のもと、寸劇を披露してから解説を行う「寸劇型セミナー」です。寸劇劇団「明日の人事応援団」といいます。

―― メンバーは。

藤堂 社会保険労務士の先生11人いらっしゃいます。よばれると全員でわらわらと伺うんです。

―― これも「よばれる」セミナーなんですね。

藤堂 はい、自主開催はほぼやったことはないです。心が折れそうなので(笑)。

―― ご依頼はどのようなところから。

藤堂 士業さんの勉強会、研究会、または法人、各種団体などですね。もう10回くらい公演したんですよ。

―― 人気!

藤堂 弁護士が喋るとなると「難しそう」「つまらなそう」と思われがちですが、寸劇でやってくれるなら「楽しそう」「一回よんでみようか」と思っていただいているようです。

―― たしかに楽しそうです。

藤堂 はい、紙芝居も寸劇も、「楽しそう」がキーワードですね。参加してくださった受講者から質問や相談をいただき、そこからお仕事の受任に至るのは、寸劇型セミナーでも、また先ほどお話しした紙芝居型講師でも同じですよ。

―― そこ、もう少し詳しく教えてください。どのように活動の場を広げておられますか。

(第4回に続きます)


藤堂武久弁護士/中小企業診断士インタビュー <全5回>
「ダブル資格の活かし方は?」

【もくじ】
1/独立直後はつらくて心配される日々
2/自分では集客できないから
3/「楽しそう」と思ってもらえる発信
4/顧問契約のハードルを下げる
5/士業が顧客と金融機関に同行するときは


●藤堂武久さんの「紙芝居型講師養成講座」
藤堂さんはご自身が行っている紙芝居型講師の養成講座を実施しています。ご興味があれば、以下のページから無料動画をご覧ください。

●藤堂武久さん公式サイトはこちら

●取材協力 一般社団法人融資コンサルタント協会

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