- 2014-7-30
- 士業インタビュー
- インタビュー, ネクストフェイズ編集部, 社会保険労務士
大阪市中央区の社会保険労務士・山本哲史さんは、独立3年目を迎えた36歳。
山本さんの顧客の8割は、創業5年未満の会社なのだそうです。
「お金がない」というところから始まる相談にも工夫を凝らして応える思考の柔軟性は、
サラリーマン時代、当時成長率120%だった人材ビジネス業界で日々新たな問題に直面し、
自分の頭で考えて答えを出す日々を送ることで「ずいぶん鍛えられた」のだとか。
人との出会い方、フェイスブックの使い方、仕事と生活のバランス、今後の働き方など、
具体的なことから「ものの考え方」まで語ってくださった内容を5回連載でお届けします。
聞き手は、(株)ネクストフェイズ編集部です。
目次
第1回 山本さん的「ニートの歩き方」。
第2回 「おすすめできない」、山本さんがお客さんと出会う方法。
第3回 「再現できる」、山本さんがお客さんと出会う方法。
第4回 独立開業者としての、「ワーク・ライフバランス」。
第5回 いま持ってる資格の、その周りに景色が無限に広がってる。
************************************************************************
第3回 「再現できる」、山本さんがお客さんと出会う方法。
山本 | 私のやってる方法で、もし、どなたにも再現できるものがあるとしたら、それはフェイスブックをちょっとだけ戦略的に使うことです。 |
―― | ちょっとだけ戦略的に? |
山本 | そうです。私、一度名刺交換した人とは、FBでつながっていたいと考えているんです。 |
―― | ということは、友達申請はご自分から? |
山本 | はい、自分からです。あと、極力、自分が何をしているのかを、守秘義務に反しない範囲で、ちょこちょこ投稿するんです。FBって、みんな他人のを読むだけでしょ? でもね、読んでもらうだけでいいんです。数ヶ月会わないと誰だっけ?になるけれど、「あの人って、こんなことしてるんだよね」っていう印象が残ればいい。 |
―― | つまり、発信ですね。 |
山本 | そうです。ああ、そういえばこの人社労士だっけ、人事コンサルしてるんだっけ、と、そんなモンでいいんじゃないかなと思うんです。よっぽどキャラ立ってたら別だけど、一度で覚えてもらうのは難しいですからね。 |
●山本さんの個人ページ。美しいカバー写真は、大阪の夏の宵イベント(2014年7月現在)
―― | 山本さんの発信頻度は? |
山本 | 少なくとも週に1~2度は投稿しています。でも、意味のないエントリも多いですよ。奈良県に自転車で行きましたとか(笑)、ごく日常の、仕事だか何だかわかんないことも。もちろん仕事のことも多少は入れるのですが。 |
―― | 仕事といえば、事務所のFBページもお持ちですよね。 |
山本 | はい、「ワイズHRM社会保険労務士事務所」としてのHPを持ってないんで、その代わりです。そっちは公開情報が中心ですね。 |
●山本さんの事務所用FBページ。HPがないのは、「作る時間がなくて…」
山本 | でも自分のページは、たわいのないことを書いています。移動の電車の中とか空き時間を活用して、タイムラインに表示されている人を見て、「いいね!」押したり。 |
―― | 山本さん、「いいね!」押すんだ…。 |
山本 | 押しますよー。けっこう悲惨な失敗談にもついうっかり「いいね!」押してしまって、「あっ」と思うこともありますが(笑)。 |
―― | もともとなんでまたFBをお始めになったんですか。 |
山本 | いやこれが切実で、開業するにあたって前職時の知り合いから「おまえ大丈夫か」と心配されていて、「ちゃんと生きてます」「なんとかやってます」と伝えるツールとして(笑)。おかげで相手は生存確認してくれているみたいです。 |
―― | 「友達」になっているのは、基本的に実際に出会った人だけですよね。 |
山本 | はい。でも講演会に行った、というだけの人もいますよ。著名な方でも、申請したら意外とOKしてもらえるんです。講演でお会いしたライフネット生命の出口CEOとか、仕事関連でいえば(株)ワーク・ライフバランスの小室社長も、「友達」です。 |
―― | この記事を読んだだけの人でも、山本さんと「友達」になれますか。 |
山本 | ええ、メッセージや自己紹介、近況など書いてくだされば、友達申請してくださっていいですよ。共通の知り合いがいるし、というケースでも、もちろん。 |
―― | はい、みなさん、山本さんのOKいただきましたー(笑)。でも交流といっても、今とても仕事がお忙しいんですよね。 |
山本 | ええ、そのことなんですけど、私、「ワーク・ライフバランスコンサルタント」という民間資格を持っているんですが、独立開業者としてのワークとライフ、つまり仕事とプライベートの関係について、ちょっと思うところがありまして…。 |
―― | (おっ、それ聞きたい!) |
(第4回に続きます)
************************************************************************
目次
第1回 山本さん的「ニートの歩き方」。
第2回 「おすすめできない」、山本さんがお客さんと出会う方法。
第3回 「再現できる」、山本さんがお客さんと出会う方法。
第4回 独立開業者としての、「ワーク・ライフバランス」。
第5回 いま持ってる資格の、その周りに景色が無限に広がってる。