- 2014-7-15
- 士業IT-便利ツール
- 士業ライフハック
昨日の日経新聞で見た記事がすごく面白かったので。
ちょっとご紹介します。
こんにちは。
株式会社ネクストフェイズの谷野です。
みなさん電子書籍って使われていますか?
僕は使った事ないんですよ。
でもKindleとか楽天Koboとか。
今は多くの方が使われているので、今後もどんどん増えていくと思います。
※何より安くて持ち運びが楽なのがいいですね。
しかし、この電子書籍に関して、トラブルが多発しているようです。
内容は「サービスが終了した電子書籍」についてです。
だいたいサービスが終了した時っていうのは何かしらトラブルがあるものですが、今回の問題はちょっと複雑。私もまったく見ない、「利用規約」についてです。
ヤマダ電機が7月末にスマホ向けの電子書籍サービスを停止し、8月から新たに新サービスを発表したということです。
その際に、
「旧サービスからのコンテンツ移行や、ポイントでの返還などはありません」
という話でした。
この発言が火種になり、ネットで炎上してしまったということです。
結果、ヤマダ電機は、旧サービスからのコンテンツ移行を認めた。
ということなんです。
ただ、実際の利用規約には、
「事業者側はサービスは任意にいつでも終了でき、それに対して何も補償しない」
と書かれているのが普通ということです。
実際それに同意してサービスを利用しているので、消費者は文句を言えません。
ただ、僕が気になったのは、ヤマダ電機が取った対策なんです。
いくら炎上したといってもこれは消費者がちゃんと理解しておかないといけない情報なんじゃないかなぁと。
確かに、ネットの利用規約って読まないですよね。
すごくつらつらと色々書かれていて、読む気も失せるほどの内容です。
ですが、確かにそこを承認したということになっているのです。
消費者側は文句言えません。
そういえば以前僕が書いた記事でもローソンが同じようなことをしていました。
その時は、ポンタポイントに全て変換し、返還するというものでした。
これも確か消費者のクレームからだったはずです。
なんでもクレームっていうのは本当にどうかと思います。
僕はある趣味の情報収集のため、その趣味でのみ扱うTwitterアカウントを持っています。
このアカウントでもそうです。その趣味のものの製作者に対するクレームを見ていると、非常識な内容ばかりです。それに対して、その製作者はきれいにながしているのですが、今回のヤマダ電機もそれができなかったのでしょうか?
それくらいで不買運動になったりするとは思えないのですが。
士業の方だと、こういう契約時の場合、すごく気にされていると思いますが、契約者が一般消費者であれば、こういうトラブルは注意して契約しないといけません。
こちらが「契約時に契約書はちゃんと見るのが当たり前」と思っていても、誰もがそういう風に考えるわけではありません。
トラブル未然防止のためにはしっかり契約時には伝えないといけません。その点ネットだとそういう注意をできにくいので難しいですよね。
今後、この電子コンテンツ業界の行く先が楽しみです。
株式会社ネクストフェイズ 谷野彰紀