商工会議所に対してセミナー企画を提案するときに、一番重要なのは、「内容」ではなく、「タイトル」なのです。
こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。昨日、商工会議所に日本で一番多くの講師を派遣しているセミナーエージェント会社「日経コンサルタント」のエース営業担当者と打合せがてら飲みにいきました。そこで、いろいろな情報をいただいてきたので、ここでシェアさせていただきます。
今、商工会議所では、「マイナンバー」の話ができる講師を求めている
特に西日本の商工会議所で、「マイナンバー」の話が出来る講師が不足しているそうです。ただし、単なる「マイナンバー制度」の説明のセミナーではNGとのこと。「マイナンバー制度」の説明+「売上アップ」or 「販売促進」 or 「人材活用」といった、中小企業の経営に役立つ話を組み合わせて欲しいとのことです。
商工会議所によっては、この「マイナンバー」セミナーを3回行いたいと考えています。10月のマイナンバー通知前に1回。1月のマイナンバー制度開始前に1回。マイナンバー制度開始後に1回というふうにです。
だから、うまくいけば1つのセミナーで、3回、講師依頼が来るということもありえます。
地方では、セミナー参加者の集客はタイトルで8割変わる
商工会議所がセミナーをするとき、一番頭を悩ますのは「集客」。できるだけ多くの受講者を集めるために、担当者は七転八倒しています。だから講師として採用してもらおうと思えば、「集客力」のあるセミナータイトルを作っておかなければなりません。特に地方では、「タイトル一つ違うだけでセミナーの集客力は8割変わる」と言われています。
内容もさることながら、大事なのは「タイトル」。そのタイトルを見ただけで「このセミナー聞いてみたい」と思わせるようなものになっているかどうかを徹底的に考えなければ、セミナー企画の採用にはおぼつきません。
セミナータイトルは、「機能+感情」
「このセミナーを聞きたい」と思わせるタイトルを作るためには、「機能的」なものではなく、「感情に訴えているかどうか」が重要になります。
たとえば「事業計画書作成セミナー」というタイトルでは、ほとんどの方が興味を持ってくれません。機能的なだけで、感情に訴えるものがないからです。
「事業計画書を作らなければいけない人は、何に悩んでいるのか?何に困っているのか?」ということを考え、その悩みごとや困りごとについて言及すれば、ターゲットの興味を惹くことができます。
例えばターゲットが創業者なら、「いかにすれば創業資金を上手に借りることができるか」という悩みごとを持っています。その方達向けに「創業資金を100%借りられる事業計画書の書き方・考え方」というセミナータイトルにすれば、間近に創業しようと考えている人の大半は「このセミナーを受講したい」と思ってくれます。
集客力のあるタイトルさえ作ることができれば、担当者は興味を持ってくれます。企画書の中身も吟味してくれます。
集客力のないタイトルと思われた場合、その企画案は、ほぼ100%の確率で没になります。「セミナーの集客はタイトルが8割」と心に叩き込んだ上で、セミナー企画書を作って下さい。
商工会議所デビューに直結する「第8回 商工会議所によばれる講師オーディション」
オーディションまで、あと1ヶ月ちょっとです。今回は、エントリー者の出足が低調で、まだ、本選出場者数の9人にもなっていません。近来まれに見る低競争率になっています。今回エントリーされる方は、今の時点では、とてもチャンスが大きいです。東京・大阪で予選審査を行っていますので、商工会議所によばれる講師になりたい方は、是非エントリーください。
●第8回 商工会議所によばれる講師オーディション
http://npc.bz/audition-v8/
おかげさまでロングセラー。商工会議所によばれる講師にとって、どんなときも変わらない基本の「き」は、あまさずここに書かれてあります。