知らず知らずのうちにタブーを犯していませんか?
こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
商工会議所からよばれる講師になりたい人に向けて、2018年2月に書籍を上梓しました。
これは2010年9月に出版し、その後も何度も重版になったほど好評だった既刊書籍の最新版です。
まだ手に取っていない方のために、書籍内容の一部をピックアップしてこの場でご紹介しています。
シリーズ7回目は、
「3-6 「商工会議所から二度目の声がかからない講師の5つの特徴(前編)」です。
どの商工会議所でも年間20回以上、商工会でも5回以上は、何らかの形でセミナーを行なっています。
商工会・商工会議所を合わせると、年間1万5000回以上のセミナーを
行なっている計算になります。
すなわち、日本全国でのべ1万5000人のセミナー講師が必要なのです。
人気講師になると、全国の商工会・商工会議所から何度もよばれるようになります。
しかし、一度依頼されたきり、二度とよばれることのない講師も少なからずいます。
だから、商工会・商工会議所は絶えず新たな講師を探しています。
では、一度きりで終わり、二度とよばれない講師と、日本全国から何度もよばれる講師
はどこが違うのかご存じですか?
特徴1 ターゲットニーズをつかんでいない
ほとんどの担当者は、自分が企画したセミナーは、現場で聞いています。
そこで気にしているのが、受講者の反応。受講者の反応が悪ければ、
そんなセミナーを企画した担当者の責任問題になるからです。
受講者の反応が悪いセミナーは、講師の独りよがりの内容になっていることが少なくありません。
独りよがりの内容とは、自分の話したいことだけを話し、受講者の聞きたいと思っていることを話さない
ということ。
すなわち、ターゲットニーズを把握せずに、自分の思い込みで話をしているということです。
そんなセミナーに受講者は興味を持てないため、スマホをいじったり、
居眠りをしたりという行為に出ます。
それを後ろで見ている担当者は、
「今回の講師は失敗だった」
と、後悔しきりとなります。
そして、その講師には二度とオファーをしませんし、
他の商工会議所からそのセミナーについて問い合わせがあった際には、
絶対に肯定的なコメントをしてくれません。
商工会議所は横のつながりが強いので、
一度、ひどいしくじりをしてしまうと、他の商工会議所からよばれなくなるのです。
そうならないためにも、商工会議所ではじめてセミナーをする場合は、
「どういう方が聞きに来るのか」
「その方たちが聞きたいことは何なのか」
「その方たちが聞きたいことで、自分が話せることはどんなことなのか」
ということぐらいは、あらかじめ準備しておく必要があります。
特徴2 専門用語が多い
受講者にウケの悪い講師の特徴に「専門用語が多い」「カタカナ言葉が多い」
という点が挙げられます。
セミナー中に「?」と感じるようなことがあると、受講者はそれが気になってしまい、
その先を聞くことをやめてしまいます。
結果、話の内容が頭の中に入らなくなり、
「結局よくわからない内容のセミナーだった」
と不満を抱くのです。
人気講師はほとんどと言っていいほど、専門用語を使いません。
誰にでもわかる言葉に置き換えて説明します。
難しい内容を難しく説明するのは、誰でもできます。
難しい内容だからこそ、わかりやすく説明してくれることを受講者は求めているのです。
特徴3 話がわかりづらい
私も時間のあるときには、できるだけ積極的にセミナーを受講するようにしています。
中には、セミナータイトルに引かれて参加したものの、
「あの講師は、何が言いたいのかわからなかった」
と感じるケースも少なくありません。
そんな講師の場合は当然、アンケートの結果は全然よくありません。
そうなると、リピート依頼は絶対あり得ないのです。
話がわかりづらいのは、起承転結がはっきりしていないことと、
一文のセンテンスが長過ぎて、主語と述語が複数あることによります。
それにリハーサルをしていないので、それがわかりづらいかどうか、
自分自身でもわかっていないことが多いです。
士業の方のセミナーに、このパターンが見受けられます。
この著書の発刊にあたって、
【商工会議所から何度もよばれるセミナー企画の作り方】と題するセミナーを行い、動画にまとめました。
書籍の内容を、さらにわかりやすく説明していますので、
「商工会議所によばれる講師になりたい」
「一度だけではなく、何度もよばれるようになりたい」とお思いの方におすすめです。
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