「弁理士? じゃ理系出身だよね」と言われると、「そうなんだけど…」と語尾が消えがちになる弁理士は、意外と多いのかもしれません。※すみません。写真はイメージです
こんにちは、ネクストフェイズ編集部(以下、編集)です。
ときどき読みにいく、専門家(弁理士さん)のブログがあります。わたくし編集のような門外漢にでも、わかりやすい言葉で書かれているからでしょう。すでにご存じの方も、そしてファンの方も多いかもしれません。
このブログの6/24のエントリが、「おおー!」だったのでご紹介します。弁理士はもちろん、税理士も社労士も司法書士も行政書士も、ぜひご一読を。
●特許の取得と活用は企画力がものを言う!技術畑の研究者だけでは厳しい>< (2015/6/24)
(「特許一年生 ~知的財産でスタートアップを応援するブログ] by ゆうすけさん)
編集が「おおー!」と思ったのは、以下の2箇所です:
”企画力とは、商品の中身(コンテンツ)だけではなく、その原価や利益を見越した売価設定、製作、品質管理、物流、広告宣伝など、利益を得るための施策。”
”いい企画ならばそのアイデアそのものを特許で守る価値が十分あるわけです。”
(以上2箇所、上記ブログより引用)
ああ、そうですよね、ゆうすけさん!(お会いしたことはありませんが、そう思わず声をかけたくなるほど共感したのです)
理系っぽくない弁理士こそ
そういえば編集が知っている弁理士さんは(そうたくさんお知り合いはいませんが)、みなさんしっかり成功しておられて、「文章表現が上手」だったり「発明者の情熱を受信するセンサーが敏感」だったり「特許を起点にした戦略を考えるのが得意」だったりして、「いわゆる(狭義の)理系」みたいなイメージじゃない。ぜんっぜん、ない。
そっか、両方できてこそ、お客さんに貢献できるんだ…。両方できてこそ、お客さんから支持されるんだ…。
AとBをつなぐのが、専門家の仕事だとしたら
たとえば税理士さんなら、「税務にも通じているし、企画やマーケティングのアイデアも出せるし、経営者の気持ちもわかる」と、税理士としての幅を広げていける。司法書士さんなら、これも一例ですが、「依頼された法務だけじゃなく、その後にありがちな問題の解決法を求めて、依頼者に一緒になってフットワーク軽く、他分野の人脈を駆使して行動する」という美点があれば、ほかの司法書士より選ばれやすくなるかもしれない。
また、卑近な例ですが、弊社ヒガシカワが現在「各種の専門家が、顧客からの融資相談を自信を持って受けられるようになる」サポートを現在させていただけているのは、金融機関勤めの経験と、士業の仕事の両方を知っているからこそだと、編集は考えています。
つまり、いっけん関係がなさそうなA分野(税務とかの専門知識)とB分野(企画やマーケティング、経営者の心情、専門外の人脈など、専門外のこと)をつないでこそ、士業としてのキャリアがひと皮むけて、次のステップに移っていけるのだなあと思ったのでした。
【まとめ】キラーコンテンツは専門分野じゃなくても
専門知識のなかから自分のキラーコンテンツを絞るのもアリだけれど(世間的にはそれが主流なんだろうな…)、「得意なのは、専門知識だけじゃないんだ!」というところからの発想は、キラーコンテンツ確立への意外な突破口になるかもしれません。
あ、忘れてました。以下は宣伝です。リンク貼っときます。
●融資に強いFP・士業になる方法セミナー
PS.
…と、私がこうしてお話ししているのはごくささやかな考えですが、もちろん実際には、ゆうすけさんはこのエントリで、もっとスケールの大きな話をしています。ほかのエントリも興味深いですよ。たとえば弁理士試験談とか、編集にはまったく縁のない話なのですが、上手にお話ししておられて思わず読み込んでしまいます。