- 2015-10-24
- 顧客獲得
- 士業のビジネスモデル
顧客を獲得する上で、とても有効だった方法があります。
汎用性がある方法なので、顧客獲得方法に悩んでいる方は、
一度、トライしてみてはいかがでしょうか?
顧客を獲得する上で、有効な方法。
それは
「勉強会を行う」
ということ。
「勉強会?なんだ、そんなことか。」
と思われるかもしれません。
でも、これが以外と仕事に繋がったりします。
どんな勉強会をしたかと言うと・・・
もともと、勉強会をしようと思っていたわけではありませんでした。
あるとき、某金融機関の勉強会に講師として招かれました。
その勉強会は、若手経営者を集めて行う勉強会で、
参加者も、当時の私と同年代か、下の世代の方がほとんどでした。
セミナーはつつがなく終了し、その後、懇親会がありました。
その懇親会で、ほとんどの方と名刺交換をして、セミナーの感想を聞いたのです。
まじめにセミナーを聞いている方もいれば、「この人、ほとんど聞いていなかったな」と
明らかにわかる人もいました。
勉強会の参加者が30名程度でしたので、うち、まじめに聞いていたと思われた方は、
半分ぐらいでしたね。
その半分ぐらいの方を対象に、私が独自で勉強会をしようと思いついたのです。
懇親会で、その方達に、
「私が主催で、勉強会をしようと思っているのですが、開催したら参加されます?」
と、尋ねたところ、そのほとんどが
「参加します」
という返事だったので、その1ヶ月後に勉強会を開催することにしました。
勉強会といっても、その日に行ったような、「セミナーを聞く」というような内容では面白くない。
出来れば、参加者の経営課題に直接役立つ内容にしたいと思い、
「グループコンサルティング」という形式の勉強会にしました。
グループコンサルティングとは、
「自分たちが現在抱えている経営課題について発表し、その課題を解決するために、
私をはじめとした、参加者全員で解決策を考える」
という手法です。
同じような世代の経営者が集まっているため、その悩みにも、結構、共通点があり、
お互いの経験を交えながら意見を交換するので、とても、実践的な解決策がどんどん出てきました。
私自身が解決策を提案するというよりも、お互いの意見がどんどん出るように、
ファシリテーター役として専念したことが、勉強会が活発化した要因だったと思います。
勉強会の後は、懇親会も行いました。
その勉強会自体が、とても有用な内容だったので、懇親会の場で、第二回の勉強会を
1ヶ月後に実施することが決定しました。
それからは、毎月1回、定期的に集まって勉強会を行うようになりました。
3ヶ月も経つと、参加者同士がとても仲良くなって、ジョイントベンチャーで
新たな事業を共同ではじめたり、一緒にゴルフに行ったりと、とても結びつきが強くなったのです。
そのタイミングで、私は、それぞれの参加者の会社を訪問することにしました。
グループコンサルティング内で、各会社の経営課題について、いろいろと気づいたことがあったのですが、
他の参加者の前では、話さない方がいいような内容もあったので、その辺りをアドバイスするために訪ねたのです。
もちろん、相手は喜んで対応してくれます。
そんなことを2回も3回も繰り返すと、相手のほうから、
「ヒガシカワさんの顧問料っていくらですか?」
と聞かれました。
「1ヶ月○万円です。」
と答えると、
「それじゃあ、来月から正式にコンサルティング契約すると言うことでお願いできますか。」
と、言ってくれました。
契約に到る形は、別でしたが、勉強会参加者の半分程度が、コンサルティング契約をしてくれたのです。
勉強会も6ヶ月目に入ったとき、少し、マンネリ化がみられました。
同じメンバーで同じような話をしていると、話す内容の方向性も一方向になりがちだったからです。
そこで、彼らに、
「次の勉強会は、自分の仲の良い経営者を一人連れてきて、その人達の経営課題を、
勉強会の先輩であるみなさんが考え、アドバイスするということでどうでしょうか?」
と提案したところ、
「それは面白そうだ」
ということで、次回の勉強会は、各々が友人の経営者を連れてくることになりました。
新たなメンバーが入ったことで、勉強会もまた、活性化しました。
新たなメンバーに対しても、3ヶ月後ぐらいに、各会社を訪問することで、
コンサルティング契約につながりました。
そういうことを繰り返すうちに、どんどんと顧問先が増えてきたのです。
この方法をとると、参加者との距離が近くなることと、相手の経営課題がよくわかっていることで、
相談しやすくなり、契約に繋がりやすいということがわかりました。
私の場合は、最初の勉強会参加者を集めるきっかけが、
「金融機関からの勉強会の講師依頼」
でしたが、
「そんな依頼なんか来ないよ」
といわれる方は、自分が金融機関の主催する勉強会に受講者として参加して、
めぼしい経営者を見つけるか、それ以外でも、若手経営者が参加する勉強会に積極参加して、
一本釣りをしていけば良いのではないかと思います。
この方法でのキーポイントは、
1.自分と同年代以下の経営者の参加が多い勉強会に行く
2.懇親会で、できるだけ多くの人と話をして、目利きをする
3.この人と見込んだ経営者に、懇親会の場で勉強会へ招待する
4.「グループコンサルティング」の手法を使った勉強会にする
5.ファシリテーターに徹する
6.参加者との関係性が出来れば、参加者の会社を訪問してアドバイスをする
7,それを何度か繰り返す
8.6ヶ月に1回、新たなメンバーの募集を行う
ではないかと思います。
時間と手間はかかりますが、顧客を獲得する確率が高まる上、紹介も結構出てきます。
また、勉強会で、自分に役立つ知識やノウハウもどんどん手に入るので、
主宰することをオススメします。
勉強会にもいろいろなタイプの勉強会があります。
結構、効果的なのが、
「金融機関が主宰する勉強会への参加」
参加者は、とてもいい客層ですし、自らが学ぶ意識がある人が集まっているため、
専門家の意見を求めることにやぶさかではない方達が集まっています。
そんな方達が集まる、「金融機関の勉強会」。
どうすれば参加することができるのでしょうか?
それを知るためのヒントが手に入ります。
●「融資に強い税理士になる方法」セミナー
https://www.npc.bz/fstc/
(東京) 10月26日(月)、29日(木)、11月25日(水)、27日(金)、28日(土)
(大阪) 11月18日(水)、20日(金)
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(東京) 11月13日(金)、16日(月)、12月10日(木)、11日(金)、12日(土)
(大阪) 11月3日(火)、12日(木)、12月3日(木)、4日(金)、5日(土)