この言葉、ある編集者の出版セミナーに参加したときに聞いたものです。
これを聞いて、自分のコンテンツの作り方が、格段に変わった覚えがあります。
それ以来、私がコンサルタンティングを行う際にも、よく、この言葉を使います。
特に、「チラシ」や「ホームページ」を作るときや、「セミナー」で話をする際に意識してほしい言葉です。
「ワンコンテンツ=ひとつのコンテンツ(チラシ・サイト・セミナー等)を作る際は、
そのコンセプトは複数あってはいけないし、メッセージも一つでないといけない。」
という意味です。
「それって、当たり前じゃないですか」
と、多くの方が言いますが、実際には、一つのコンテンツに複数のメッセージがあるものをよく見かけます。
例えばチラシで言うと、
「商品・サービス」をアピールするべきモノであるのに、「従業員募集」の内容が入っているモノ。
「商品・サービス」の内容に興味を持つ人は、「従業員募集」の内容なんか気にしません。
「従業員募集」の内容を書く面積が狭ければ、その意味をなさないですし、
広ければ、中途半端なチラシになってしまう。
費用対効果を考えると、「商品・サービスチラシ」は、その内容に特化して、集客を最大化するように
考えるべきでしょうし、
「従業員募集」は、その内容に特化して、「いかに自分たちの職場が魅力的なのか」ということを
伝えなければいけません。
そのために、使えるスペースは少ないのです。
ラーメンのチラシを見て、「ここに勤めたい」なんて考える人は、めったにいていないということです。
「ついでだから、ちょこちょこと書いておこう」
としてしまうと、両方のコンセプトが中途半端に終わってしまいます。
セミナーについても同様のことが言えます。
ひとつのセミナーに、
「あれも伝えたい。これも伝えたい」
といって、いろいろな内容をぶっこんでしまう講師はとても多いです。
受講者は、セミナータイトルに興味を持ち、そのセミナーを聞きに行くのですから、
あまり、バラエティに富んだ内容にしてしまうと、満足度がとても下がってしまいます。
セミナータイトルに関連することで、出来る限り深掘りをするというのが、正しいセミナーコンテンツの作り方です。
「深掘りをすれば、時間が余ってしまいます」
というのであれば、
「その内容の理解度を高めるために、いろいろなワークを行う」
とか、
「セミナー中に、受講者に質問を行い、その理解度をチェックし、理解度が低ければ、もう一度、
詳しく説明する」
とか、
「映像が具体的に頭の中に浮かぶような事例をたくさん用意する」
とするだけで、時間は、あっという間に経ってしまいますし、満足度も、それに比例して高まります。
コンテンツを作る際は、
「ワンコンテンツ・ワンコンセプト・ワンメッセージ」
を意識してつくりますし、完成した後にも、
「ワンコンテンツ・ワンコンセプト・ワンメッセージ」
になっているかどうか確認する癖をつければ、あなたのコンテンツのヒット率は、格段に高まります。
あなたの大事なコンテンツであるセミナーも、複数のメッセージが入ってしまうと、
受講者は、とても混乱します。
受講者を混乱させないためには、セミナー構成をあらかじめはっきりと考えておくことが重要となります。
それが出来れば、商工会議所からよばれる講師としてデビューすることも、夢ではありません。
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