- 2017-2-7
- 顧客獲得
- 士業のビジネスモデル
あなたは生き延びることができますか?
こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
私は、これまで5000人以上の士業の方々と接してきましたが、その経験から、
士業のタイプは大きく2つに分かれているということに気づきました。
ひとつは、オールドタイプ士業。
オールドタイプ士業は、
「資格があれば顧客は向うから寄ってくる」
と考え、待ちの姿勢で、自らは顧客獲得に対して積極的に活動しない士業のことです。
どちらかというと、経験が長い、年配の士業に多いタイプです。
業界の慣習を大事にし、環境が変化することを好まない。
顧客の成長よりは、自らの売上確保や自分の都合を優先しているという方が多いですね。
このタイプの士業は、顧客がだんだん減っている上、客単価も下がっており、
危機感を漠然と持っていますが、悠然と構えています。
なぜなら、50歳代後半よりも年配の士業で、今まで長いこと仕事をされている方は、
すでに多くの顧問先を持っています。
確かに、顧客数は減少し、客単価も下がっていますが、赤字になるまでには、もう少し時間がある。
抜き差しならない状況になる頃には、自分は引退しているだろうと考えているので、
悠然と構えることが出来ているようです。
逃げ切れる年配の士業はいいでしょうが、そのような事務所に勤務している人にとれば、
「事務所の代表の引退=失業」
となるため、たまったものではありません。
また、オールドタイプ士業は、営業活動をしないわけではないのですが、営業のしかたを知らないため、
間違った営業方法を行い、結果的に顧客獲得につながっていないということが少なからずあります。
別に長く続けている士業だけに限らず、資格を取ったけれども、顧客獲得のための試行錯誤をしない
新人士業もこのタイプになるでしょう。
もう一つは、ニュータイプ士業。
ニュータイプ士業は、クライアントへの貢献を一番に考えながらも、自らも成長するという意思を持って
活動している士業です。
このタイプの士業は、勘が鋭く、先読みする力がとても高い。
その結果、クライアントのニーズを的確に把握し、そのニーズに応えうるサービスを積極的に
提供していくことで、どんどんと新規顧客を獲得していきます。
情報発信力が高く、人脈も豊富で、営業も積極的に行い、その結果、紹介をどんどん引き寄せる士業です。
現在、オールドタイプに属する士業は、全体の80%以上を占めていると思われます。
しかし、10年以上前は、ニュータイプ士業は全体の3%もいませんでした。
10年間で17%以上、ニュータイプ士業の割合は増えました。
今後10年間では、ニュータイプ士業の比率は50%近くまで高くなると予想されます。
15年前の中小企業数は、約484万社。2014年では381万社。全国で約100万社以上減っているのにもかかわらず、
士業の数は逆に大きく増えています。
また、IT技術やインターネットの発達により、いろいろな情報がネット経由で手に入るため、
士業の活躍の場が減っていっていますし、AIの発達によって、税務申告や記帳代行、社会保険の申請等、
手続きに関する業務などは、競争が激しくなり、どんどん単価が下がっています。
今後も、この傾向は加速していくと考えられるため、今、顧客基盤が少ない、40代以下の士業が
オールドタイプのままでいると、これからはどんどんとニュータイプ士業に顧客を取られていき、
生き延びることが難しくなってきます。
生き延びるためにも、AIには出来ない業務に進出し、ニュータイプ士業として、
変身を遂げようではありませんか。
オールドタイプ士業では、生き延びることが出来ないのであれば、今、何をすべきでしょうか?
それは、自分の付加価値として「コンサルティング機能」を身につけること。
コミュニケーション能力が大きく成果に影響するコンサルティングは、まだ、AIにはできそうにありません。
「融資に関するコンサルティングのノウハウ」が身につくヒントが手に入ります。
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(東京) 2月15日(水)、16日(木)、17日(金)、3月2日(木)、3日(金)、15日(水)
(大阪) 2月8日(水)、23日(木)、24日(金)、3月7日(火)、8日(水)、23日(木)
※3月以降も日程あり。詳しくはサイトをご参照ください