不幸な創業者を産み出さないためには必ず身につけておいて欲しいですね。
こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
今回は、前回に引き続き、創業者支援を行う士業・コンサルタントが身につけておくべき
必須アイテムについてお伝えします。
4.事業計画作成に関するノウハウ
創業融資を借りる場合でも、創業補助金や創業助成金をもらう場合でも、
事業計画書はとても重要なポイントになってきます。
事業計画のできの善し悪しで、借りられる額、もらえる額が大きく変わってくるからです。
なによりも、事前に事業計画書をしっかりと作っておけば、
創業する事業が成功する可能性は大きくなります。
創業は、ゴールではなくスタートです。
創業し、その事業が長く続いて、はじめて成功となります。
その為には、精度の高い(実現可能性の高い)事業計画書の作成は不可欠となります。
5.集客・販促に関する知識・ノウハウ
創業した事業者が、まず、悩むのが「集客」や「販売促進(販促)」です。
創業するビジネスに関する知識・ノウハウは持っていても、
「集客」や「販促」に関するノウハウは持たないで開業するという事業者は少なくありません。
例えば、ある有名な寿司屋で修行し、とてもすばらしいお寿司を握る職人さんが、
独立して自分の寿司店を開業したとします。
彼は、寿司を握る技術や、お客さんとコミュニケーションをとる技術は持っていたとしても、
その肝心のお客さんを呼び込む方法については、前の店で学んでいないということが多いのです。
腕がよくても売上が上がらず、廃業してしまう飲食店は数限りなくあります。
だから、集客や販促に関する具体的なアドバイスができなければ、
相談に来た創業者を成功させることはできません。
少なくとも、30~50の集客・販促に関する具体的なアイデアは持っておくようにしたいものです。
6.専門家人脈
創業者が悩むのは、「創業融資」や「事業計画作成」「集客・販促」だけではありません。
創業者それぞれに、それぞれごとの悩みがあります。
それら全てを持っておくのは理想的ですが、必要とされる知識の範囲が広すぎて、
その全てを網羅することなどできません。
そんなときに、他の士業・コンサルタントとの人脈があれば、そういった方々に
フォローしてもらうことはできます。
また、自分自身が、自分の得意分野で、他の専門家の役に立つことができるのであれば、
そういった方々から、仕事を紹介してもらう機会も増えてくると思います。
同業者は、なかなか顧客の紹介をしてくれることはありませんが、異業種の専門家であれば、
普通に紹介してくれます。
少なくても「税理士」「公認会計士」「中小企業診断士」「弁護士」「社会保険労務士」「司法書士」
「弁理士」「行政書士」「ファイナンシャルプランナー」の知り合いはもっておくべきでしょう。
7.周知手段
いくら創業支援に関するノウハウ・知識・人脈を持っていても、
相談する創業者が来てくれないことには、そのサポートをすることはできません。
まず、「私は創業支援が得意な専門家です」ということを知ってもらう必要があります。
その為に必要なのは、「告知ツール」。
「名刺」「チラシ」「ホームページ」などです。
士業やコンサルタントがホームページ経由で、継続的に仕事を獲得するというのは、
かなり難易度が高いのですが、こと、創業支援になると、そのハードルがグッと下がります。
創業者は、そんなにたくさんの人脈を持っているわけではないので、
創業を志したときに、誰に相談していいのか、相談する相手をなかなか持っていません。
例えば、創業融資に関する相談をしたくても、まわりに、相談出来る人間がいない場合、
その創業者は、「創業融資、地名、相談」といったキーワードで検索します。
その検索して出てきたサイトを順番に見ていくという作業を行います。
そこで見たサイトに自分の欲しい情報(創業融資に関する具体的な情報)が載っているサイトの
専門家に相談に行くという可能性が高いのです。
だから、「創業者が見たい情報が載っているサイト」にしておけば、
創業融資の相談が来る確率は高まります。
【創業融資ガイド】(https://jfc-guide.com/)は、
創業融資の相談を引き寄せるには、とても効果を上げているサイトです。
このサイトの管理者は、年間600件以上の創業融資のサポートをしています。
是非、参考にしていただきたいと思います。
それ以外にも、「創業サポートの専門家ということを知ってもらうための名刺」や
「自分のサービスを見える化したサービスパッケージチラシ」などを作っておくと、
紹介を引き寄せやすくなります。
日本では毎年約20万人も創業者が生まれるのに、
創業融資のサポートができる専門家はまだまだ足りていないのが現状です。
講師の田原広一氏は、月間200件以上の問い合わせを受ける創業融資のプロ。
講師経験も豊富で、125分まったく飽きさせません。
あなたもぜひ「創業融資に強い」という強みを手に入れて、
毎年数多く生まれる創業者にアプローチしましょう。
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