- 2018-4-13
- 顧客獲得
- 士業のビジネスモデル
自我をどれだけ抑えることがキーポイントになるかもしれません
こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
「契約を解除される士業、8つの共通点」の4回目です。
契約を解除される士業に共通するのは、
「クライアントとのコミュニケーションの取り方」に問題があるということが、
共通点として見えてきています。
他にも、このようなことをしている士業の方は、契約を解除される可能性が高くなります。
6.自分の考え方を押しつける
これ、結構、キャリアの長い士業の方に多い傾向です。
経験が豊富なため、「自分のやり方が一番正しい」と考え、それを押しつけるというものです。
「正しいやり方」=「結果を出せるやり方」とは限りません。
私も同じような間違いをしたことがあります。
コンサルタントという仕事柄、成功に繋がるための方法というのは、知識として知っていますし、
他の企業に対して、アドバイスして成功に繋がった経験もあります。
それを、すべてのクライアントに押しつけるということは間違いなのです。
どれだけ、正しいやり方を伝えたとしても、それを実行する当事者である経営者が、
そのやり方をしたくなければ、絶対に、そのアドバイスは活かせません。
行動に繋がらなければ、どれだけいいアドバイスでも結果につながらないのです。
逆に、「したくない方法を押しつける人」と思われ、鬱陶しがられます。
「ベスト」の方法は大事ですが、行動に繋がらないベストの方法よりも、
行動に繋がる「セカンドベスト」や「サードベスト」の方法の方が、結果が出せるからです。
「正しいことを言う」のではなく、「経営者が行きたい方向をブラッシュアップしてあげるお手伝い」
をしたほうが、結果が出やすいですし、経営者のストレスも少なくなります。
「自分のしたい方向で成功できるような背中の押し方」というのが、
経営者をサポートする専門家にとって、重要なのです。
「正しいこと」を言ってばかりでは、経営者は、その専門家に対し、
「自分がしたくないことばかり押しつけてくる人」
と思われ、避けられるようになります。
その結果、契約解除になるというわけです。
まずは、社長の経営方針を理解した上でアドバイスする必要があります。
7.雑談や自慢が多い
雑談をするのは悪くありません。
「雑談の量は、コミュニケーションの質に転化する」
という格言にもあるとおり、ある程度の雑談は、コミュニケーションを円滑にする
潤滑油の役割を果たすからです。
だからといって、雑談ばかりだと、経営者にとっては、
「この人は、何の為に弊社に来てくれているのか」
ということになってしまいます。
また、雑談が多い人に共通するのが、
「自分を大きく見せようとすること」
というのがあります。
こういった方は、どうしても自慢話が多くなります。
人の自慢話ぐらい、聞いてて面白くないものはありません。
少しなら感心もするのですが、それが重なると鬱陶しい話になります。
「役に立つアドバイスをする」というのが、経営者をサポートする専門家に必要な機能ですから、
まず、役に立つ情報やアドバイスを提供することを意識する必要があるでしょう。
クライアントと円滑なコミュニケーションをとるために重要なことは、
「クライアントの聞きたい話」を話すこと。
クライアントである経営者が聞きたいのは、
「自分たちが抱えている経営課題を解決出来る方法」
ですから、まず、相手が何に困っているのか把握する必要があります。
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「契約を解除される士業、8つの共通点」シリーズ 全記事
5/契約を解除される士業、8つの共通点(最終回)- 8点目
4/契約を解除される士業、8つの共通点(4)- 6~7点目
3/契約を解除される士業、8つの共通点(3)- 5点目
2/契約を解除される士業、8つの共通点(2)- 4点目
1/契約を解除される士業、8つの共通点(1)- 1~3点目