- 2018-10-9
- 顧客獲得
- 中小企業診断士, 士業のビジネスモデル, 税理士
税理士は、「中小企業のかかりつけ医」とよく言われます。ところが…。
こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
私は中小企業診断士として、中小企業に対して資金調達力を強化するためのコンサルティングを行っています。仕事の依頼のすべてが紹介からです。
新しい仕事を紹介してくれるのは既存顧客である経営者、金融機関。しかし一番多いのが、税理士からです。
私の知り合いの税理士の多くは顧問先を毎月訪問し、経営者の相談にのっています。だからこそタイムリーに問題点を発見・理解し、対応策を構築することができるのでしょう。冒頭にも書きましたが、それこそ税理士が「中小企業のかかりつけ医」と言われる所以だと思います。
しかし税理士で解決できる相談もありますが、できない相談も少なくありません。そんなときに「手伝ってよ」と、顧問先企業のコンサルティングの依頼が入るのです。
税理士がかかりつけ医なら、中小企業診断士は専門医…と言えるかどうかはさておき、税理士と中小企業診断士が協力しやすい組み合わせであることは間違いないと思います。
そんな、税理士と中小企業診断士をうまくマッチングさせる仕組みを作っているのが、株式会社イチコンの諸 勝文さん。
諸さんは、日本政策金融公庫出身の中小企業診断士です。今までの経験から、税理士と中小企業診断士の組み合わせの可能性に気づき、その両者をつなぐためのマッチングサイトを立ち上げました。「イチコン」というサイトです。
私も税理士からの紹介が一番多く、税理士と中小企業診断士のマッチングには価値があると思います。「イチコン」については、諸さんがどう考えているかということを知ってもらうのが一番でしょう。ぜひご覧ください。
税理士と中小企業診断士が繋がることで、新たな付加価値を生み出すことが出来ます。
不況が長期間続いたことや、経営者の高齢化による廃業増のため、過去15年間で、中小企業の数は100万社も減少しています。
一方、同期間で税理士の数は1万人も増えているのです。
その結果、税理士の業界は競争が激しくなり、厳しい事務所運営とならざるを得なくなってきています。
競争が激しくなった結果、【単価の下落】【顧問先数の減少】などが起きており、そこにさらに【クラウド会計・AIの発達】が追い打ちをかけたため、税理士業界はすっかり
【斜陽産業】
という印象がついてしまいました。
しかし、税理士にはまだまだ隠れた強みがあります。それは、
【中小企業にとって最も身近な専門家】
だということです。
経営者は税理士に色んな相談をします。
今年の中小企業白書でも、ITに関する事柄の日頃の相談相手としてITメーカ・販売会社に次いで公認会計士・税理士が2位に入りました。
税理士は、何でも相談できる専門家として経営者に認知されているのです。
こうした相談事に対して耳を傾ければ、税理士のビジネスチャンスはまだまだ広がります。
最近始まった「イチコン」というウェブサービスでは、こうした相談を投稿することで中小企業診断士と顧問先とをマッチングするビジネスを税理士が行うことが可能です。
イチコン
https://1con.jpやり方は非常にカンタンで、会員登録して、顧問先から受けた相談を投稿するだけ。
後は中小企業診断士が応募してくるので、会ってみていいなと思った人を顧問先に紹介する。
たったこれだけの事で、顧問先からは「いい人を紹介してくれる頼れる税理士」と思われますし、診断士が顧問先と契約したら紹介料がイチコンから貰えます。
しかも、会員登録も年間費・月会費も無料。投稿も無料。
顧問先の話をよく聞いて、経営課題を聞くという税理士にとって当たり前の行動がビジネスに直結するのです。
今後、顧客の経営課題解決に貢献する税理士と、漫然とこれまでの仕事を続ける税理士とでは大きな差がついてくる時代が来ます。だからこそ、こうした無料のサービスをフル活用して顧問先に貢献していく必要があると思います。
株式会社イチコン 代表取締役 諸 勝文
士業が紹介を引き寄せるためには、「誰から紹介してもらうか?」ということを戦略的に考える必要があります。
中小企業の経営者を顧客としている士業が繋がるべきは、「中小企業経営者のリストを持っている先」です。
「金融機関」「商工会議所」「他の士業」などが、それに当たります。
そんな、「金融機関」「商工会議所」「他の士業」等から、顧客を紹介してもらえるようになるためのヒントが手に入ります。
●コロナショック後の「融資に強い士業・FPになる方法」セミナー
※東京・大阪ともに複数日程あり